世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

タバコのみの論理


職場のロッカールーム脇に「ここは禁煙です」と巨大な貼り紙が。
なにかあったらしいのです。
確かにそこは喫煙所でなく、また各フロアに一応喫煙所がある訳なんで、ニコチン中毒でない私には喜ばしいことなんですが。


こっそり灰皿を持ち込んで、換気扇の下や窓辺で吸っていた某さんがそれを見てポツリ。
「こうして喫煙者に冷たい世の中になっていくんだなー」
「そうですねー」
「喫煙所行けば吸えるってわかってるんだけど、行くとほら、他の人の煙がウッ、てくるじゃないですか。モウモウのところで吸いたくない。一人でこう、自分のだけ吸いたいから吸ってるのに」
「あー」


タバコの煙って、他人を遠ざけるためのものなんですね。なるほど。
手段と方法が一致してる*1んだ。
そりゃいくら嫌われても、身体に悪くても吸うなあと一瞬納得しちゃったんですよ。


しかもその後、携帯電話で高校時代の友だち相手に同窓会の連絡を開始されまして。


そうか。
お母さんは忙しいから、一人になれる時間も、昔に戻れる時間もポッチリしかないから吸うのか。


変に腑に落ちた瞬間でした。

*1:「手段も方法も同じ意味ダロ?」というツッコミはなしね。ローカルギャグですが