某555*1の仇役、冥王ジルフィーザの名台詞。
前にも書いたかもしれませんが、この台詞の何が素晴らしいかというと、自分に忠実で有能な妹はもちろん可愛いけど、無鉄砲ばかりやっている考えなしの弟も、可愛いし大事に思っているんだ、と表明しているからです。つまり兄バカじゃないのね。むしろ兄のカガミであって、さすが弟妹に慕われているだけのことはあると感心する場面なのです。ベルフロンド兄に爪の垢を煎じてのましてやりたいと思う訳ですが、正体は同じ人(二人とも声は中村大樹さん*2)だったりして、これはもう笑うしかない。
いやでも、身内の愛って、こういうものですよね?
血縁バンザイと言っている訳ではないのです。たしかにジルフィーザ兄さんは兄として立派で、それを私は賞賛している訳ですが、ほら、血がつながってない人も、比喩として身内って言うでしょ?
A:「おまえは暗い、とっつきにくい。だから駄目な奴だ」
B:「おまえは暗い、とっつきにくいところがある。そこが直せたら良いんだがなあ」
さあ、愛があるのはどっち?
言われた人間がついていくのはどっち?
血縁だろうとAの台詞吐く人はいる訳です。むしろ血縁だからな。
でも、駄目だとか使えないとかいらないって言われても困るだけじゃん。生産性ゼロだ。
でもって「身内の愛」ってBだろ。
言われたって直せはしないだろうけどさ。でもさ、直せなかったとしても、だからといって二人の関係は壊れないはずです。
……というようなことをつらつら考えていました。
暗いわー(笑)
てか自分が「ああこいつバカだ」と思うと「バーカ・バーカ」て言っちゃうじゃんかよ。
人のこと言えんのかってのよ。
というか自らの経験であることが丸だしですみません。