世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

子どもの頃、叱られました。


「朝おきて ごはんを食べて 学校へいって ねました」
という日記を書いて、怒られた方はいらっしゃいませんか?

小2ぐらいの頃、夏休みの絵日記をこれ式に書いておいたら、「この日は旅行いったじゃないの!」と女親に書き直しをさせられたのは私です。
そりゃ行ったんだが。
その日の印象として残っておらなかったのでしょう。


思い返すと凄く正しい日記な気がするんだよ。


今は「昼起きて ご飯食べて 仕事いって 寝ました」だけどさ。
その「寝ました」の前に「夜ごはんの後は漫画を読んで」とか、その後に「ちょっと書いてまた寝ました」がつくぐらいだろ(休みの日だったら「図書館行って 本読んで」か)。
昨日のぼせたおかげか、精神がニュートラルモードに入ったので、それこそ「寝ました」な気持ちなんですよ。
普通なら「ええと次の予定は!(キリキリ!)」なんだけど、珍しく「あー、24時間前は風呂にいたんだっけ」とか思ったもんね(仕事中の思考じゃねえな)。


私は昔から文章など全然うまくなくて、コミュニケーションスキルもからきしで、まあアンタそれでよく小説書いたり、電話とったりしてるよなあ、と自分で感心しているぐらいなわけですが。
なんとかなってるのは、「ああココ心の荒れ地だわ」と思うところに、ぽつぽつ種まいてるからだよな。あとは発芽したものを順次刈り取ってるだけなんだよね。


割と忘れてしまいがちなんですが、どんなに偉い人や立派な人も、「おきてメシくって仕事して寝てた」んだよね。ただそれを毎日繰り返していたはずなんです。
くだらない考えに囚われて鬱屈する時、自分にとって何が大切なんだろうと自問する時、もう一度あの日記にたちかえってもいいんじゃないかなと思ったりするんですよ。人は立派になれるし、立派な仕事もできるけど、それはそれであってベーシックなところは誰でも同じであろ、と。


さて、今日はもう寝るかねえ……。