世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

尊属殺人


Project FCAの競作集で書いた短編で、尊属殺人が刑法から削除されていることにちょっと触れたんですが、なぜなくなったか、ということは書いていません。というのは、そのきっかけになった事件があまりにも重い話であるからで、それを書くと書ききれない上、話が別の方向に行ってしまうからです。それだけで長編小説になってしまう。こんな日記でちょろっと書けるようなことでないレベルの話です。
それにしても当時の裁判官が、この女性(犯人)はあまりにも気の毒であり、実刑判決はしのびない、と考えて「法の平等にてらして、尊属殺人違憲である」と唱えたのは立派なことだと思います。不適切な法律を変えたことはね。


しかし、中学の頃からよく10年以上も我慢を……しかも5人て……しかも彼氏にまで危害を……そりゃ裁判官も同情するでしょう。想像にあまりあるよ。