世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

「巌窟王」第7話


もしかしてフランツ、アルベールを襲っちゃう日がくるのか?


前回も「ヴァランティーヌ(婚約者)は?」とアルベールに訊かれて、「そんなことより(彼女なんかどうでもいい、とにかく問題はおまえだよ)」と彼ににじりよっていたフランツですが。
マクシミリアンがヴァランティーヌに本気っぽいんだけどどうするよ、とアルベールに問われて、その問いには苦しげに顔を背けるくせに、そのアルベールの背後から近寄って、肩にそっと両手を置いて「この件は、おまえにまかせる」と低く耳元で囁いてその場を去る。他人にまかせる問題でないのに何故そんな風に言うかといえば、つまり誰でもないアルベールが、うっとおしい婚約を破談にしてくれるのが彼にとっては嬉しいので、なおかつそれを身体的にアピールしてる訳です。あげく、友人たちとの集合写真を眺めながら「厄介なことだ(だからといってアルベールが自分の気持ちを受け入れてくれるわけではないからな)」とため息まじりで呟くフランツ。ここで見ているのは当然ヴァランティーヌでなくアルベールでしょう。とにかく「伯爵の愛人なんかどうでもいいだろう」と訴えようが、それ以前に何を言ってもきいてもらえんのですから、脈なんかないのは本人も重々承知しているのに、さわりはじめた。それで、「黄信号」かな、と。
「彼女のことは愛してない」ってハッキリさせちゃうのもなー。普通は多少は気のあるフリをして焦らしたり駆け引きしたりすべきところなのに、もう相手が朴念仁中の朴念仁ですから「俺にはおまえだけだ」って言うしかないのな。哀れフランツ。だってアルベールって素直とはいえ、直球勝負でなびくキャラじゃないからね。だってMだから。相手に弄ばれたい子だから(だから伯爵とかペッポがタイプなんだろ?)。


襲え。許す。深夜アニメだ。DVDのキャッチフレーズは「救いなんて、いらない」だ。行けフランツ! むしろ上手に誘えばおちるかもしれんぞ!(嘘)
いや、あまりにも判りやすすぎて。
そこまで王道ひた走るなら襲ってもいいんじゃないかって。
最低限、告白→失恋ぐらいはやるんでしょうね?


ところで伯爵の趣味って、「裏」のある女ですか?*1
エロイーズにはいきなり手を出したくせに、松井菜桜子には全然手を出さないのは、そういうことですか? まあダングラールさん家は、根本的に夫婦仲が悪い訳じゃないからね。彼女の浮気はあてつけで、ダンナの態度いかんでおさまっちゃうレベルのもんだから。だからリリーナVSドロシー・カタロニアにはならないのな*2。悪女なら松井菜桜子に演らせてもいいのに*3、と思ったりもするのですが、彼女が一番マトモな奥さんじゃないか? そうだよな?


いや、来週あたり、そろそろ復讐らしいものが始まりそうなので。
もうちょっと見ていきますよ?

*1:世間的には伯爵×エロイーズは「ケロロ軍曹」組なんですね。ごめん、わかってなかった。知っているモデルさんが吉崎観音と仕事してたりするので、最低限の押さえとして見るなり読むなりしておかねばならないはずなのですが……すまぬ!

*2:ガンダムW」の声優さんと重なってるのは、エデ=矢島晶子とビクトリア=松井菜桜子だけですよね?

*3:メルローズ・プレイス」のアリソン役のアクの強さは、一度みたら忘れられません。あれ以上の悪女は見たことがないし見たくない。ドロシー越えてます。