世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

おかそね届きました。


先日おしかけゲスト原稿をした「すくすく犬福」本が届きました。
〆切まで時間がなかったので、テキストファイルで原稿を送って、レイアウトその他は完全におまかせしたんですが。
「おう、これが同人のブレス(息つぎ)というものだった!」
と思ったのでした。


良い文章というのは、実際に声に出して読んでみてつっかえないものであるんですが、私は自分なりに読みやすい息つぎというのがあって、自分の固有のレイアウトに押し込んだ時、その中での美しさというのも考えている訳です*1。たとえば詩だったら、散文よりもみんな改行に気をつかうでしょ? そういう感じで。
なので、できあがってきた可愛らしい紙面を見た時、軽い衝撃が走った訳です。自分の文章なのに違う人が書いた小説のようで。
そうか、これが読みやすい息つぎなのかもしれんな、と思ったのです。
それを習得して活かせる訳でもないんだけどね。


いやしかし、他人様の煩悩を読むのは楽しいです。二回目があったらぜひまたお声かけてください。今度は腕によりをかけて年齢制限モノを(やめろ)

*1:同人誌で、二次創作とオリジナルの創作の段組を意図的に変えているのは文章のリズムを変えるためです。私の元々の文章は、二段組流しのきちきち文章なのです。流して読めないよう、あえてちと読みにくくしています。