世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

解けた謎、といっても大したことじゃなく。


以前、某マガジンのインタビューを読んで、謎がバタバタととけてゆき、と書きましたが。
いったい私がDEPAPEPEの何を不思議に思っていたかというと、例えばね。


その1。徳岡さんのギター、なんか安すぎるような?
その2。三浦さんのギターへのこだわり、なんかちょっとおかしいような?


その1の値段の話ですが。
徳岡さんのギター、むろん良いギターではあるんですが、それでメシくってこうって人が買う値段じゃないんだ。これが不思議でした。最低ラインのギターで我慢できなくなった学生さんが、ちょっとお金がたまったから二本目はこれにしようという感じの、つまり「お手頃価格」なんですよ。
で、インタビューを読んだらば、どうやら徳岡さん、「予算内で一番バランスが良かったんです」という理由で買った模様。つまり、よし、いっちょ生ギターでやってみるか、だったら予算はこれぐらいだな、と思って選んだのね(三浦さんのギターの約半分の値段なんですよ)。そう、ピックアップつけりゃ簡単にロックっぽい音も出せるしって思えば、あの選択はアリです。改造するのにも気楽な値段だから。
ってそれ、モロ初心者の買い方じゃないか!(って初心者なんだってば)


その2の、三浦さんのこだわり方の話ですが。
三浦さん愛用のMorrisですが、あのギターが深いカッタウェイの形で選ばれたということは、説明されなくてもライブみればわかります。「Sky!Sky!Sky!」1曲で充分に。高音域を担当するプレイヤーには、あれは弾きやすいギターでしょう。特徴あるから覚えてもらいやすいし。以前、地元にDEPAPEPEがライブにきた時、あのギターのネックをもって、そろそろとステージに歩いていく後ろ姿をみかけて、いっぱつで「三浦さんだ!」ってわかりましたからね。印象に残る形です。
しかし、一度ブリッジ・サドルがはがれて、ガムテープでTバックみたいに補強してライブ出たことがある、という話をきいて、「ええええええー!」とびっくりした訳です。自分で「ありえない」とか言ってたけど、ホントありえないから。だって、ブリッジがとれたということは、すなわち弦が外れちゃってるってことですよ。弦がたるんだら、どんな弦楽器だって鳴らないっしょ。まして生ギターの二人組、チューニングが命であるはずなのに、ガムテープで補強って、それでいい訳ないだろ! 最初は音あわせられても、ジャカジャカ弾いてるうちに緩んじゃうでしょうが! 特に生ギターの音ってのは、反響板の共鳴も重要な要素でして、そこにどんな木材を使うかで値段が変わってきちゃうってな大事な部分です。そこをテープでグルグル巻きにして弾くなんて、常識はずれもいいとこ。普通はあきらめて、替えのギター弾きますよ。だのに何故。
と思ったんですが、三浦さんてばあのギター、指弾き用だって知らないで買ったんだってね。お店の人に注意されたのに、ピックで弾いたらもっとカッコいいんじゃないかと思って買ったんですって。繊細に出来てて、ブリッジも松ヤニでやさしくとめてあるだけってことも知らなかったんですって。結局工場で直してもらったんだけど、また同じ方法で弾いているという。とにかくあの形にこだわりがあって、何がなんでもあのギターを使いたかったらしいです。後はどうでもよかったんだね。って良くないだろ。この、
しょー・しー・んー・しゃー!


いや、あのテクニックレベルの人間がまさか初心者のはずがない、と思いこんでいたので、「おかしいおかしい」と疑問としてふくらんでいただけのことなんです。でもロックギターから転向してきたばっかりだったら、そんなに変な間違いじゃない。目の前に素敵なお手本があれば、細かいことは抜きにして、自分もあれに似たギターが欲しいと思うのは、それは普通。初心者であれば尚更。


むしろその初心者っぷりに「萌えー!」とか叫んでいる私が「おかしい」です。
検索でひっかけてきた人、引くぞ?
いや最近めっきりいろんなサイトで取り上げられてて、いろいろ情報入ってきて嬉しいんですが。
それは反対に、このよたよたヨタを読んでいる人がいる可能性も高くなっている訳で(汗)


LIVE-yは今週も良かったです。先週の方がもっと良かったけど。
sakusakuの今週の歌は「激情メランコリック」。Mutoma JAPANのOP,EDは今月いっぱい激メラです。
ライブの煽りどおり、DEPAPEPE「Let's GO!」ですよ。