世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

「巌窟王」第二十二話


なんか、伯爵が可愛い子ちゃんになっちゃってますね。
アルベールが語るフランツの遺言をおとなしく聞いちゃうわ、反対にアルベールに、なんで復讐したのか事こまかに説明してあげちゃうわ(でもやっぱりナポレオン出せないから説明が苦しいのよ。物語の焦点になる部分なのにぼやけちゃって、あれじゃ何がなんだか。ノワルティエさんは善人設定、あくまでヴィルフォールが悪い人設定なのは、展開上仕方ないとはいえ)。なんていうのか、決闘の時にアルベールを本気で殺そうとした人とは思われません。今でもあんなに仲良し状態のままだったら、バティスタンが今さら応援しないでもうまくいっちゃうんじゃないですか、と思いました。ってかベルッチオと一緒にアルベール助けに来たりさ、なんで伯爵の部下達はそんなに二人を応援すんの? 宣伝画像どおり、伯爵×アルベールで押しきるため?


さて、今回はフェルナン大暴走! 
は予告どおりでしたが、まさかそれがクーデターにとどまらないとは。もしかしてメルセデスがフェルナン殺っちまうんじゃ、と思ってた訳なんですが、とんでもなかったね。まさかアルベールまで射殺しようとするとは。なんだおまえは。おまえの息子は「お父さん!」って心配してやってきたんだぞ。こんな盛り上がり方でエンディングいっちゃうのかよ、嫌だなー。復讐の仕上げを行う伯爵が、結果的にパリを救う英雄になっちゃうね。そういう話ではないんだけどね。


今回のポイントは「めだむ、みしゅー、ぼんそわー」の声の正体があかされたことであった気がしますが、なによりポイント高かったのは、弟子と師匠の再びの登場シーンな気がします。最後までこの二人はセットでした。ってかお笑いコンビになってますよ、なんだその台詞は、アハハハハ。ってかどうして必ずセットなんだよ! 狙いすぎにもほどがあるよ!