世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

二十年


久しぶりに学生の頃の友人と会いまして、お互いの近況報告や共通の知人の話をしたり、こしかたゆくすえについて何時間か語り合ったのですが、その別れ際。


友「私、ナリハラさんと友達になってから何年になるんだっけ?」
私「二十年」
友「えっ、そんなになる?」
私「なる。年齢から引き算してみて」


と即答した私も実は「二十年って長いな」と思っていた。
年をとってくると、十年前のことも、あまり遠い昔ではない感じがします。
だけど二十年とか二十五年の期間、あまり途切れず交流があるのはまた別の話。
それこそ一生モノのおつきあい。


別に長い知り合いでなくても、本当に頭の良い人との会話は「打てば響く!」になります。
年齢的にはずいぶん離れていても、共通の話題をもって楽しく話せる相手もいます。
だけど、友達ってまた別種の関係だよね。
むしろ興味の対象が正反対であるにも関わらず、私の話によく耳を傾けてくれる訳ですが、でもだから「友達ってありがたいよね」という訳ではない。「縁というのは不思議なもので」というだけでは片づけられないものです。


そうか。
二十年か。
おつきあい、ありがとうございます。