世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

NHKFM「ミュージックスクエア」&フジテレビ「魁!音楽番付」


19日はDEPAPEPEニューアルバム「Hi! Mode!!」の発売日だったりしまして、1時間早起きして買ってきた訳なんですけれども。
当然ラジオやTVでもゲストで招かれていたりなんかして。
以下、メモから書きおこしたので、台詞のニュアンス・順番等はあまり正確ではありません。


ミュージックスクエア


「(僕たちは)メロディー重視なんで」と徳岡さんのかんたんな自己紹介の後、1曲めは新曲《哀愁バイオレット》。
パーソナリティーのお姉さんに渡した名刺に「ハイ!どーも!!」と書かれていた模様で、「アルバムタイトルとかけてあるんですね」とウケていました。「それ逆なんですよ、僕が最初の挨拶でいつも“ハイ、どーも”ってはじめるんで」と説明する三浦さん。


今回初めてこの番組に呼ばれたということで、まずは結成秘話から。
徳岡さん「神戸のライブハウスのバイト仲間だったんですが、ギターが好きで、近くで聴けてお金もらえるってことで、ライブハウスでバイトはじめて」
三浦さん「もちろん自分が出たいのもありました。高校卒業してすぐで、お金稼がなきゃと思ってたし、一石二鳥でした。それまでハードロックしか聴いてなかったから、ジャズとかブルースとか聴けて、音楽の幅がうんと広がりました」
お姉さん「ハードロック、どんなのを聴いてたんですか」
三浦さん「ディープ・パープルとかレッド・ツェッペリンとか……父親がロックギターの講師をやっていたので、その影響で。小学校の頃からそんなだったんで、周囲と話があわない!」
徳岡さん「ボクはXJapanですね。hideのパートを弾いてました。それこそ中学の頃は化粧とかして。今は恥ずかしくてできないです」
お姉さん「どうしてアコースティックギターに?」
徳岡さん「J&Bの影響で……最初は二人とも別々のバンドをやってて、半分かけもちでやってたんですけど、DEPAPEPEが忙しくなるにつれて、だんだんバンドの方が……」
お姉さん「DEPAPEPEという名前になったのは?」
三浦さん「先にライブが決まって、徳岡さんがやってたバンドの中にデルペペっていうバンドがあったので、とりあえずデパペペでええやんってことになって。“でぱ”って呼ばれるようになったのはDEPAPEPEはじめてからです。それまではいじめられる時に出っ歯とか言われていやでしたけど、いまは“でぱくーん”て呼ばれるのは嬉しいです」
お姉さん「新しいアルバムについて聴きたいんですけど」
三浦さん「秋から冬へ向かうイメージで曲をつくりました」
お姉さん「曲はセッションでつくるの?」
徳岡さん「セッションもなくはないですけど、メロディーが大事なんで、お互い家で考えてきて、会った時に二人でアレンジするのが大半ですね。自宅でギター弾いてもちよって。いまMDレコーダーで録れたりするじゃないですか」
三浦さん「MDは曲の送りはやいし。いらない曲は消せるし。文明の利器ですよね」
徳岡さん「できたら録音するんですけど、一発録音なんですね。だから失敗したらもう一回最初から弾く」
三浦さん「失敗すると大変なんですよ。徳岡さんにキレられるというか……いや、キレるというんじゃなくて、空気が重ーくなるんです。それがつらい……」
お姉さん「新曲はお二人以外の楽器が入ってますね」
徳岡さん「ペダル・スティールっていって、あのカーペンターズの曲で使ってる楽器が入ってます。カントリーなんでそれっぽい音をいれようと思って……いろんな人と相談して。今、アレンジャーさんもついてもらってるんで」
三浦さん「曲調とあった楽器を、今回は沢山いれています」
お姉さん「ではその新曲、《Harvest》を」
〜曲流れる〜
お姉さん「こういう曲をつくっていながら、未だ海外には行ったことのないお二人です」
三浦さん「行きたいですよね。スペインとか。もっともっと……アメリカとか」
徳岡さん「もっと、でアメリカかい」
三浦さん「ニューオリンズとか。本場のファンクを聴きたいです」
徳岡さん「ニューオリンズってどこの国?」
三浦さん「アメリカ……ってまた無知をさらけださせようとしてますね!」
徳岡さん「今回は景色のアルバムというか、愛・恋よりも秋・冬の空気を大事にしたいので、全体的にそれを感じ取ってほしいなと」
お姉さん「新曲の《Tiger》はリズムが強い曲なんですけど、聴いてると反対にメロディーが浮かんでくるというか……」
徳岡さん「これはセッションでつくりました。聴いている人がメロディーがつくれるなら、歌ってみてもらいたいですね」
三浦さん「みなさんのクリエイティブの素をつくっている? なんていうんでしたっけ、活力源?」
お姉さん「お二人は仲良しですが、普段はどうなんですか」
徳岡さん「あわないです。性格があわないので、まったくしゃべんないです。会うのは音楽の時だけ」
お姉さん「お二人ともプロフィールに自分は“子どもっぽい”と書いていますが」
三浦さん「僕は本当に子どもっぽいんですけど、徳岡さんは、大人がわざと子どもに戻ったフリをして、からかっていじめる、みたいな……」
徳岡さん「それじゃオレが腹黒みたいやん」
三浦さん「輪ゴムあったらとばしてみたり、腕毛燃やしてみたり」
徳岡さん「三浦ってかまいたくなるんですよ。だからヒマだったらこっちからどんどん手ぇ出しゃいいや、みたいな」
三浦さん「僕は下にきょうだいがいるんで、年上の人が好きなんです」
徳岡さん「オレは別に年下は……」
三浦さん「嫌いなんですか?」
お姉さん「二人が違ってるから、良かったんでしょうね。お二人は外で偶然会ったりしないんですか」
三浦さん「近所のCD屋でバッタリとか……でも会うと、なんかしようと(徳岡さんが)構えてるんですよ(笑)。CD屋っていろんなジャンルをみて回るのが楽しいんです。洋楽だったり、J-POPだったり、環境音楽だったりジャズだったり、その時つくる曲にあわせて選ぶんですけど、そこにいるだけで幸せで、どんな曲かなってジャケットを見てるのが幸せで」
徳岡さん「ああニヤケてるな、って陰からそれを見てます」
お姉さん「CD屋で三浦さんを見かけたら、そうやって楽しんで、はいこれって《Hi!Mode!!》を渡すといいかもしれませんね。ところで今回、ボーナストラックが入ってますが、なぜボーナストラックを?」
徳岡さん「6曲でアルバムが完成してたんですよ。でも、思い入れがなくもない曲ができたから、ワンコーラス遊びって感じで入れました。だから僕らの中ではまだ一曲として成り立ってない。これから出来ていくというか」
お姉さん「じゃあ、これからのアルバムで完成形が入るとか」
徳岡さん「いや、一度発表したら次は新しい曲を出したいんで」
お姉さん「そういえば先日、秋のツアーが終了しましたね」
三浦さん「インストっていうとじっくり聴くイメージがあるんですけど、僕たちは楽しく一緒に盛り上げることを目指してるんで、そういうツアーになって嬉しいです」
お姉さん「その(語尾の)す、に喜びがにじんでますね」
徳岡さん「曲つくるって、たぶん出産みたいなものだと思うんですよね。産むまではしんどくて、この苦しみを忘れないと思うんですけど、産んだら忘れちゃう。次なんか絶対でない、空っぽになったと思っても出来る。って産んだこともないのにそんな気持ちわかるわけないと思うんですけど」
お姉さん「いやクリエイティブな意味では確かに徳岡さんは出産してると思いますよ」
徳岡さん「いや出産は」
三浦さん「じゃあ僕が産むことになるのかな。妊娠しちゃうv」
徳岡さん「聴いてくれた人がみんな家族になるというか」
お姉さん「すでに大家族ですね。そういえば、北海道でライブした時、“北の国から”を特別に演奏したとか。どうやったんですか、歌ったんですか?」
徳岡さん「最初はアー、のメロディーを弾いてたんですけど、途中で三浦が歌い出して、そしたらみんなで大合唱になって。お笑いのつもりが感動的な場面になっちゃって」
お姉さん「最後に番組を聴いている皆さんにメッセージを」
徳岡さん「インストをこれからもひろめていきたいので、是非一度ぱーっとライブに遊びにきて下さい。インストのイメージを壊してほしい」
三浦さん「人生にカッティング! あなたをバッキング! 心までピッキング!」
お姉さん「おお、ラップみたいですね。それでは最後に新曲《シュプール》でお別れです」
曲が流れて終了。


魁!音楽番付


内容に重複があるので、違う部分のみ……。


二人の年齢差が6つあるということで、徳岡さんが「上下関係がはっきりしている」発言。
「僕がギターを弾いていてピックをおとしたら(おとしてみせる)、こうひろってくれる(三浦さんひろう)」
アルバムについて問われて、「短い時間の中でつくって集中力高かったんで、《Hi!Mode!!》って題名にしたんで」とも。
なんで歌わないんですかと問われて「すごいへたくそなんですよね。歌いたかったんですけど」と三浦さんが“北の国から”をひとくさり歌ってみせる場面も(途中で徳岡さんが伴奏をやめるオチつき)。
“このアルバムから聴いてもらっても自己紹介になる”とは三浦さんの弁。


そんな訳で興味もった方はニューアルバムをお買いもとめください。
私はいまやっと聴いております。


しかしやっぱり、日記で書くとこういうものは長すぎですね……近況、もうちょっとで書き上がりますのでお待ちくださいませ(結局中旬に間に合わなかったよ)。