世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

「私は人魚の歌を聞いた」をみた。


うわー、アン=マリー・マクドナルドはヒロインじゃなくて、あの黒髪の若い恋人の方か、と気づくのにしばらく時間がかかりましたよ。ビデオの解説みたら18年前の映画。若いにきまってらあね。
若い頃両親をなくし、パートタイムで秘書をやりながら、趣味で写真をとっているポリー。彼女は久しぶりに、パートタイムでなくずっと一緒に仕事をしたい女性をみつけた。絵の評論家として活躍中、画廊のオーナーで自分も絵を志しているガブリエル。ガブリエルには(元?)恋人がいるようだが、そんなことは関係ない。ガブリエルが描いたという絵をみせられたポリーは、その素晴らしさに感嘆して他の人間にも見せたいと思い、自分の写真もガブリエルに見せたいと考え、匿名で実行するが……という話。
いい映画でした。
だけど、一つだけ物凄く気になる。ポリーがいつも暗室にこもる時、仕事から帰ったそのまんまの姿、ヒラヒラのブラウスとタイトスカート姿なこと。ただでさえデイドリーマー気味(じぶんの撮った写真からものすごく妄想を広げてしまう)な彼女が、あんなカッコで現像やったら、目もあてられぬ結果になりはしないか。着替えるなり白衣着るなりしようよ。現像液って劇薬でしょ?


ところで「人魚の歌を〜」というのは何かの比喩なんだよね? カナダの伝説か常套句?