世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

パソコンの不調のせいなのか


あまりに文字化けがひどくて、お互いメールが読めてないということが判明、英語でやりとりをしたりしています。
そしてしみじみ思うのは、「ほんと、英語って中学英語で充分だよなあ」ということです。
通じる。問題ないです。
わからない単語は、辞書引けばいいだけの話。
日本語書く時だって、辞書ひく訳だし?


英語でご飯を食べてる人には笑われる程度の力しかありませんが、英文を読むのは苦痛ではないです。大学を出てから○年ですが、専門知識の必要な文章でなければ、ざっと読んで大まかな意味がわかるぐらいの力は残ってます。
その「力」が何時ついたかというと、実は「中学時代」で。
正直、当時の遺産を食いつぶしている以外のナニモノでもないです。
だって、高校三年間、辞書の必要なかったし(予習しなくても教科書はほとんど読めました)。
大学入ってから覚えた単語はありますが、それはだいたい、文学的な専門用語とか言い回しで。


中二の頃に、友人が某洋楽ポップスグループに夢中になりまして、私も一緒になって古いレコードを買い集め、歌詞カードをコピーしてノートにはりつけ、それを見て毎日聴いたり歌ったりしていました。
当然意味が知りたくなりますから、辞書を引いて好きな歌から訳していった。中三のゴールデンウィークに、何十曲もぶっつづけで訳した記憶があります。もちろん誤訳だらけで「It's not over.(まだ終わってないぞ)」を「とおりすぎていない」なんて書いたりしてましたが、それこそノートがバラバラに壊れるぐらい、つかってました*1
その貯金、実はかなりの額だった。
なにせ、二百曲近い英語の歌の語彙と発音を、一年半足らずで身につけた訳です。
だから高校の先生にいきなり助動詞について質問されても、彼らの主演映画のワンフレーズを思い出して「had betterです」と即答することぐらいのことはできました(K先生はかなり前にお亡くなりになっているはずですが、化学の先生なのに英語ができるのが自慢で、ふいうちで意地悪質問をしてくる。「家で一日8時間勉強しなさい」が口癖でした。と書いたらかなりの数の卒業生が「あっ、○ちゃんのことか」とうめき声をあげそう……)。


若いうちに勉強しとけ、とはよくいったものです。
好きこそ物のあわれなりけり、といいますが、今じゃそれだけの根性がないので。
でも二年にみたない貯金で、そのあと二十余年もなんとかなっちゃうなら、大きいよな。

*1:新しくつくったノートにはコード表が書き込んであったりします。今でも大切にとってあります。高校の頃はギターを弾きつつ歌っていた訳です。