世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

寝て休むって発想ないの?


先週金曜日ぐらいからずっと鼻がグズグズしていて、風邪薬のんでるんですが……まさか花粉症の類じゃないですよね? なんか左目から涙が出てくるし。やだな、また耳鼻科行くの。


日曜日、神奈川近代文学館で行われている「生誕110年 吉屋信子展―女たちをめぐる物語―」に行って来ました。
(私、100年記念の時も、鎌倉の旧吉屋邸へ行ったような気がしてきました。それよりもっと前かなあ。なんかマルグリット・デュラス携えて出かけたような記憶が)


菊池幸枝*1や、門馬千代からの恋文を一生懸命読もうとしたのですが、最近だいぶ目が悪くなっているようで、かすむかすむ。それとも目ににじむ涙のせい? 資料保護のために全体的に薄暗いのは仕方がないのですが、文字の小さいものは、もうちょっと見やすいと嬉しかったかも。お客さんの年齢層が高いことは容易に想像されますし、パンフである程度補完できる書簡もありますが、読みたいものが一部入ってなかったですし。
吉屋&門馬の二人*2をかこむ、様々な人間関係(特に女性作家達の)が面白く、背景がある程度わかっていればいるほど見ごたえのあるつくりで、大変よろしゅうございました。が、お客さん多くてちょっとうるさかった……もう少しだけ静かに見たかったわ……。
展示説明会をきいて『吉屋信子――隠れフェミニスト』(駒尺喜美)を無性に読みたくなりました。
が、地元図書館にはない模様……アマゾンもなさそうだね……。


公式サイトの案内図に従って、みなとみらい線の最寄り駅からあがっていったのですが、途中の坂が短距離ながらものすごくきつい。これ、軽い山登りですよ。寝不足+運動不足+鼻風邪の私は息切れしそうになりました。薔薇園や港の風景を楽しむ余裕もなし。
帰りに外人墓地でも散策して帰ろうと思ったら、もう閉まる時間で。
じゃあ元町歩くか、と思ったんですが、結局本屋とかラーメン屋をのぞいてしまう私。
たまには違う行動パターンしようよ。な。


展覧会の内容などについては、来月の近況報告にでもまたアップしようと思います。
6月4日まで公開されているそうです。場所は「港の見える丘公園」の中です。

*1:『屋根裏の二処女』は彼女との恋愛がモチーフだそうです。

*2:吉屋信子と門馬千代は、27歳で出会い、30歳から共に暮らして半世紀連れ添ったので、来る手紙は連名だったり、「門馬さんによろしく」だったりする訳です。二人を囲む作家達の中にも、カップル、元カップルらの名前が……なので背景がわかっていると思わず「ああ、あの人だったらそう言うわよね、ニヤリ」な訳です。