世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

起きられるか、自信ない。


立ち見は覚悟してるんですが。
入れないかもしれないしなあ。
いや、時間つぶし用の本もってこうと思って図書館にいったら、読みかけの本、リクエストが入ってて、もってかれちゃって……一応資料だし、内容もそれなりにあるから、多少読みづらい本だけど、買っちゃってもいいかなあ。


しかたがないので久しぶりに、パーネル・ホールを借りてきました。
ジャンルとしては、ユーモア・ミステリというべきなんでしょうか?
スタンリー・ヘイスティングズ物、好きなんですよ。
スタンリーは、昔は映画に出たこともありますが、現在はほぼ開店休業中の役者。愛する妻と可愛い息子を食べさせるため、調査員のアルバイトをしてますが、せめて文筆でもう一度脚光を浴びたい!という、熱い気持ちを忘れてない。
つまり夢多き中年で、いわゆるタフガイではないのですが、とても健康的で、「どうせ俺なんか」なんて、ひがんだりしない。自分を支えてくれる奥さんを熱愛していて、浮気なんか毛ほども考えない。自分の子だけじゃない、よその子どもに対しても「頼れる大人」であろうとする。それは気取りやポーズじゃなく、人としてまっとうなことだと思っているから、最低限のラインは、譲らない。


よく「え、何が面白いの?」と訊かれますが、読んでいると「うんうん、私もそう思ってたんだよ」と言える本なので……こういうおじさん、ホッとしない? 良き夫、良き父、良き社会人。ジョークも忘れないよ?
男の人にとっては、世をすねてる主人公の方が共感できるのかも、などと思いつつ。


とりあえず、雨が降りませんように……。