世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

いってきましたよ。


個人的に興味をひかれたのはまず、ウィラ・キャザーは二十歳の頃から好きで、なんと最初に読んだのは「A Lost Lady」だったとか(よりによってアレかー! さすがだなー!)。それから、「あ、ピッツバーグの図書館で勉強したりしてたのかー!」とか。
あと、インタビュアーの作家さんに、「これが蕗子のモデルの……」ってさりげなく小里文子の写真みせてたりとか(というかそのインタビューが90歳の時のなのに滑舌になんの問題もないっていう)。
あと、海外いった時の資料とか作家や編集者の打ち合わせの資料がすごく面白かったです(なぜかというと英語だけど、大学時代の専攻分野なので、うっすら中身がわかる)。
二時間以上滞在して、常設展までみきれませんでした(ビデオの時間も含みますが)。
また面白い企画があったら、ぜひまた行きたいです、世田谷文学館(ムットーニの展示はいつもあるのよね?)。
立地がちょっとアレですが。
ってか、最寄り駅の「蘆花公園」、なんで駅名は「芦花公園」なんですか。漢字やさしくされると、かえって読めないよう。
あと、なんで中にゴジラがあるの?
それから、ライブラリーに、『シナの五にんきょうだい』をびしっと飾っておいて欲しかった(というか読みたかった)。


図録も買ってきましたが(いい図録です。小里さんの話のくだりとか、ちらっと出てくるたびに泣きそうになるー。もうちょっと書いて欲しいところもありましたが)、図録に収録されてない資料もけっこうあるので、石井ファンはぜひ。
あと、バーンズのナマ絵とかも見られます。すごいぜー。
そのすごい人を自分ちによんで絵を描かせちゃうのが石井桃子なんだよね。
ミッフィーは、石井さんが訳したとおり、うさこちゃんが正しいんだぜー、とか。
児童文学の大家、キャリアウーマンの大先輩、なんて言葉だけじゃくくりきれないぜ。
百年休まずに働いた人なんだから、一般人はとうていマネできませんが、自分もがんばらなきゃなーと思ったことです。
あと、『百まいのきもの』の新装版がよみたい。


ああ。
土曜日の中川さんの講演会、行きたかった……。