世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

sakusaku、屋根の上、四日目


三原「さあ!」
ヴィン「今日は積極的に?」
三原「というわけで、今週のゲストは? デパペペのお二人でーす」
三浦「よろしくお願いしまーす」
徳岡さん、ペコリ。

DEPAPEPE
(デパペペ)
神戸出身のインスト・ギター・デュオ

ヴィン「以上ですか」
三原「以上です」
ヴィン「ぜんぜんカラミとかないの、どんな感じですか、みたいの」

三浦拓也    徳岡慶也
(みうらたくや)(とくおかよしなり)

三原「そうですね、今日は何ようびですかね」
三浦「も、木曜日ですね」
三原「木曜日ですね」
徳岡「それほど興味はない?」
ヴィン「今日は木曜日ですよねって」
三原「そうですね、みたいなね?」
ヴィン「なるほどね、ああ、タモリさん的な物をね」
三原「そうですね。つたわんなかったですね」
ヴィン「伝わるわけねーだろ。……まあそんなわけで今日はですね、あの、アンケートの方にいってみたいと思いますが、まあ、この、いきなりつかみのギャグ、バッチリきまってます。えー、好きなスポーツ、嫌いなスポーツを書いてもらった。嫌いっていうか苦手?なスポーツを書いてもらったんですけど。徳ちゃんと拓ちゃんが、まったくテレコになってまして」

■好きなスポーツと嫌いなスポーツ(三浦)。 
好きなスポーツ:サーフィン 苦手なスポーツ:釣り

■好きなスポーツと嫌いなスポーツ(徳岡)。 
好きなスポーツ:釣り    苦手なスポーツ:サーフィン

ヴィン「徳ちゃん、好きなスポーツ、釣り、苦手なスポーツ、サーフィン。拓ちゃん、好きなスポーツ、サーフィン、苦手なスポーツ、釣り」
徳岡「サイテー」
三浦「いや、僕は」
ヴィン「同じ水物なのにね。どっかでわかりあえないのかね」
徳岡「なんか、なんかね僕、サーフィンはね、なに、すべてを包み込もうとするでしょう」
ヴィン「ハハハハハハ」
三浦「なに、えーえーえー?」
ヴィン「海が、みたいな、自然が、みたいな」
徳岡「自然とか人の心とか、ほんとね、音楽も含め、ファッションもロハス的なことも含めてね。すべてがそれになるから、そんなんじゃなくてもええんちゃうかなっていう」
三浦「いや、それを、なんていうか、包み込める器のでかさが、サーフィンの中にはあるんですよね」
ヴィン「ほう、サーフィンが器がでかいんだね」
三浦「そう、サーフィンがいちばん、その、海のスポーツの中で器がでかいんちゃいます? だって、サーフィンは沖の方に波がなかったら、釣りしてる人いますもんね」
ヴィン「サーフボードの上でね」
三浦「もはや釣りをも、吸収する」
三原「おや、吸収されましたよ?」
ヴィン「海全体が」
徳岡「吸収されたんですか」
三浦「吸収してないです(声が小さくなって頭をたれる)、すいません」
ヴィン「そうですかそうですか。まあね、でもどうなんですかね、たとえば徳ちゃんってじゃあ、サーフィンやってますっていわれても、ぜんぜん、なんか、ああほんと、みたいな感じですよ」
徳岡「あー、サーフィンはなんかだめなんですね。サーフィン。ほんまに逆やと思うんすよ、たぶん僕がサーフィンやってるっつっても、みんなそれなりに「へーっ」ていってくれると思うんですけど、まさか三浦がやると思ってなかったんでショックなんすよね、ちょっと」
三原「トラウマみたいな?」
ヴィン「むしろ我々のイメージ的には、徳ちゃんがサーフィンで、拓ちゃんが釣り、みたいなイメージがあるんだけどね」
三原「確かに」
三浦「そうかもしれないですね。いや僕は、サーフィンをすることによって、いま、たとえば徳岡さんが思ってる、ちょっとなんか、こう、入られへん空気的なものあるじゃないですか、おしゃれやったりとか、そういうものをぶちこわしていこうかというね」
ヴィン「それはずいぶん主張してますよね」
三浦「それのために」
ヴィン「それのために、あえてサーフィンやっているってみたいな。ねえ、ハハハハハハ」
三原「僕、サーフィンで何するつもりなんでしょうね」
三原「別に、いいんですけどね」
三浦「あ、まあまあ、そうですね」
ヴィン「ハハハハハ。最終的にはどうなる予定なんですか、なんかその、やっぱ、サーファーとしてひとかどの人物になるみたいな?」
三浦「いや、なんやろ、あのー」
徳岡「でもね、ハワイいってやってみたいとか、ゆって、ハワイとかなんか、いう子ちゃうかったんすよ? それがハワイいって波に」
三原「変わってしまったと」
ヴィン「変わりますよ。そんな、波って一緒ちゃうかなって」
ヴィン「こないださ、びっくりしたのはさ、なんかどっかのさ、中国の有名な河でさ、満潮になると」
徳岡「はい、こう。だーっと」
ヴィン「だーっとすごい波が。そうそうそう、あれがサーファーがさ、サーフボードもってってさ、ぽーんてあの、船から飛び降りて、じょーって。すげー、みてえな」
三浦「や、すごいんすよ、サーフィンは」
ヴィン「すごかった、あれ」
三浦「もう、強くゆえなくなってきた(うつむく)」
ヴィン「大丈夫大丈夫。ああいうのってでもなんか、サーファーっぽいよね」
三浦「そうですね、うん」
ヴィン「自然そのものに、のるみたいな。そんな発想ねえもん、俺とか全然」
徳岡「あそこまでいったら、なんか、カッコいいなと思うんすよね、ほんとに好きなんやなと思いますけど、なんか、自然と一緒にいたいからってゆって、サーフィンに身をゆだねてるのは、俺はどうかなと思う(三浦さんみて説教モード)」
三浦「(動揺して目をむく)僕、いいましたっけ、そんなこと!」
徳岡「なら他にも方法がいろいろあるじゃないですか」
ヴィン「ありていにいうと、徳ちゃんはサーファーが気に入らないんじゃない?」
徳岡「僕、サーフィンやってる人は嫌いじゃないです、好きです」
ヴィン「サーフィンをやってる三浦がキライなんだね、要は。なんか鼻につくみたいな」
徳岡「なんか鼻につく」
ヴィン「ああ、なるほどね」
徳岡「僕がそういうの変える、みたいなこと言うやないですか。別におまえがやらんでもええ」
ヴィン「ハハハハハハ! ハハハハハハ!」
三原「いわれちゃった」
ヴィン「いやいやいや」
三浦「すんません、もうほんと」
ヴィン「まあまあまあ」
三原「逆に釣りは嫌いなんですか」
三浦「いや、釣りもね、連れてってもらったんですよ。だ、なんかね、その、徳岡さんが連れてってくれたんですけど、ヘタクソやから、どんどんね、徳岡さんのルアーを、なくしていくんですよ」 
ヴィン「ハハハハハ、そらまずいだろ」
三浦「なんていうですか、その、やって楽しいとか云々じゃなくて、申し訳なくなってきて」
徳岡「もうね、これもう」
三浦「もう、僕はやめとこうって」
徳岡「ヴィンちゃん勇希ちゃんに見てもらいたかったんですけど、船で一緒にいって、「まあ、ええよ、やれよ」つって竿貸して、まず一個ルアーなくして、ちょっと黙ってるんですよ。静かやな、と思ったら、「ごめんなさい、切れちゃいました」つって、「気にすんな気にすんな、なんぼでもやれ」つってやって、またぶちっと切って、「これほんまにごめんなさい」「もう、こんなん安いから、イイから」つって、三回目きったあとに、「もう僕はやりません」って竿をおいて、「僕、見とくだけで楽しいんで」って。なんかもう」
ヴィン「それはもうメガカレかなんかつけちゃったの?」
徳岡「やっぱりその、感覚がわかんなかったらね、ちょっとやっぱね、そういうの、でてくるんですけど、そんなの解った上で釣れっていってんのに、こっちがすごい、気ぃ遣うから、もうこんなシンドイんやったら、もうええかな、と思って」
三原「ハハハハハ」
ヴィン「なんでこう、うまいこといかないんだろうね。同じ海ですよ、同じ海」
三浦「そうですよね」
ヴィン「せっかく同じ所にいるのに」
三浦「ほんまや。じゃあ、また、行きましょうか」
徳岡「(満足げに微笑む)うん」

■〜デビュー5周年〜夏のワンマンライブ2010 夏祭り☆夏アコギ☆■
8月21日(土)日比谷野外大音楽堂
詳細は→www.sonymusic.co.jp/Music/Info/depapepe/


ヴィン「ハハハハハ、そんなわけで、今日のところはこのへんにいたしまして、明日もひとつ、よろしくお願いしまーす」
三原「お願いしまーす」
全員でペコリ。


以上。


というわけで、お互いの趣味に嫉妬するぐらい仲がよいので、三浦さん側から歩み寄ります、という結論でOK?
音楽やってる時はずっと一緒にいるんだから、趣味タイムぐらい、別のことしててもいいじゃないの、そんなにいつも一緒だったら息苦しくならないのって、たまーに不思議ですよ、この二人。


ちなみに、ヴィンセントがいってる「テレコ」というのは、「互い違いにすること、食い違いになること、あべこべ」の意味だそうです。テープレコーダーのことかと思って、何度も聞き返してしまいましたよ。関西系の言葉なんですか?


昨日も拍手ありがとうございました!
今日はちょっと夏祭りに、ステキ本を買いにいってきます。