世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

「はやぶさの帰還」がなぜ美しい物語かというと


極力、政治的なものを廃したところで成立しているからではないか、と思うのです。
はやぶさだって、国の金を使ってるじゃないか、裏には美談じゃない部分もあるだろう、という向きもあるでしょうけれども。


昔、映画の字幕のお手伝いをしたことがあって、それが宇宙飛行士に憧れる女の子の話だったので、いろいろ本を読んだり、資料にあたったりしたわけです。
アポロ11号が月にいった日の新聞を見ると、アメリカでは「こんなことにばかり金をつかうな、俺たちの声をきけ」というデモがおこっていました。
なにしろ、当時のアメリカの宇宙開発予算は、国家予算の9割だったとか。
ありえない比率ですよね。暴動おこって、あたりまえです。
「冷戦」なんて形容でおさまるレベルなのでしょうか。あきらかにソ連との戦争状態です。
そう思うと、手放しで技術ばかりを誉められません。
まあ、ほんとにアメリカ人が、月にいったのか説もあるわけですが。
軌道計算だけなら、ジュール・ベルヌの時代に終わってたんだから、いけないことはなかったと思いますよ。いま、そんな金銭的余裕のある国が地球上にあるかどうか知りませんが。


ところで、6月末までに処理装置が稼働しなかったら、汚染水があふれるっていう計算でなかったでしたっけ。
あふれたら、この水はどこへゆくのでしょうか?
命を賭して、最悪の事態を防ごうとしている人たちが今でも大勢いるというのに、なんで「原発増やせ」派の政治家が、騒動ばかりを起こしているのでしょうか……株主たちの声が潰されるのでしょうか……?
みんな滅びてもいいのですかね?
ほんと、日本だけの話じゃ、ないですよ。



はっ、昨日も拍手、ありがとうございました!