世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

「野菜がないから、魚屋さん行ってくる」


↑「こんなこと書いたら、神林長平の小説のライティング・マシーンに修正されてしまいますよね?」ってな感じの台詞ですが、我が家の日常です。「あ、果物がないから魚屋さんいってくる」とか。食卓の上に「これが魚屋さんで買った煮物、買った野菜、買った果物、買った魚のお総菜」が並んでいることが、普通だったりして。
海辺の街だからなんでしょうか、どんどん店が潰れていく中、魚屋さんだけは近所にも数軒あるのです。


近所にある魚屋さんの手作りお総菜はおいしく、お正月のお煮染めがわりに、いつもの野菜の煮物を注文する人がいるそうです。
ある年、魚屋さんが注文を受けすぎてしまい、元旦の朝まで煮てもつくり終えなかったということがあり、それから、11月中に正月ぶんの受付を締め切ってしまうようになってしまったそうです。
魚屋さんなのに。なにそのプレミアム煮物っていう。どんだけ人気あるの?
いや、ふつうに美味しいんですけどもね。
ふだんも週一回ぐらいしかお店にならばないので、ある意味プレミアムなのかも。
だって本業は魚屋さんですもんね。


ちょっとずつ住みづらくなっていきます。


この街じゃ、自転車がないとすごく不便なのに、駅前の駐輪場を閉鎖するとか、屋根なしの駐輪場を有料化にしちゃうとか……なんか、やりようがないのかしら的な。