世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

親知らず、抜歯してきました


ネットで調べたり、事前に知人にいろいろと話をきいてみたりなどしたので、どなたかのご参考になるかわかりませんが、抜歯記録をつけておこうと思います。


1)歯医者の検診で、親知らずがすこし黒くなっているのが発見される(3月末)。


  右下の親知らずが、完全に横倒しになっており、歯医者さんでは抜けないというので、近所の総合病院内にある、口腔外科への紹介状を書いてもらいました。検診代と一緒に払いましたが、紹介状は1000円ぐらいだったと思います。「心の準備ができてから抜いてください」といわれました。紹介状を後日とりにいった時、受付の人に「すぐには行けないんですけど、どれぐらい有効ですか」と確認したら「紹介状は、半年以内に使って下さい」という旨のことをいわれました。


2)紹介してもらった口腔外科に予約電話をいれました(4月中旬)。


  4月以降、いろいろとイベントの予定を入れており、体調が整ってからというと五月下旬かと考え、職場のシフト表をみながら、予約しました(最初に電話した日は診察外の日で、二度かけるハメに)。
受付の方「では5月24日の午後でおとりします。すいぶん先ですがよろしいんでしょうか。歯はがまんできる状態でらっしゃいますか」
私「はい。痛むわけではないので。それで、予診はいつ行けばいいんでしょうか」
受「今、どのような様子なんでしょうか」
私「右下の親知らずが完全に横向きに生えてまして、一部でてるところがあるんですが、そこがすこし黒っぽくなっているということで」
受「ああ、出てるところがあるんですね。わかりました。それでは予診は、必要ありません(きっぱり)」
私「いきなり行っていいんですか? 当日は何をもっていけばいいんでしょうか」
受「紹介状と、保険証と、今のんでいるお薬がわかるもの、お薬手帳などを、いま予約された時間に、受付までおもちください」
  一ヶ月以上先なので、簡単に予約がとれてしまいました(至急みてもらうこともできたようです。四日後ぐらいに空きがあるっぽかった……)


3)10日ぐらい前から、睡眠時間を増やしました。


  それまで平均睡眠時間5時間、少ない日は2時間などというのが続いており、身体がガタガタなので、寝る時間を増やしました。膝の痛みや内耳からくる眩暈も過労と寝不足が原因なので、8時間睡眠をめざしました。しかし、朝寝て昼おきる生活習慣は変えられず(どうにかしろよ!)、それでも6時間から7時間半寝るようにつとめました。


4)前日。


  食事がとれないといけないので、ゼリー飲料を2日ぶんほど注文しました。
  手術した日はお風呂に入れないらしいので、髪をよく洗ったり。
  手術後に患部が腫れてしゃべれなくなったり、具合が悪くなることも考えて(違和感が残るだけでなく、発熱することもあるそうです)、金曜土曜も有給をとったので、職場の方に「ご迷惑おかけします」とご挨拶したり。


5)当日。


  午前中に部屋の掃除や雑務や整体などをすませて、手術の1時間ぐらい前までに昼食も終えました。
  (特に食事制限などの指示はなかったので、普通に)
  受付の時間ぴったりに病院へ行き、提出するよういわれたものを提出し、必要書類に記入します。
  病院の案内図と行く順番を書かれた地図と書類一式のはいった袋を渡されて移動。
  膝のことを考えて、エレベーターで放射線科へ(階段の上り下りをセーブしています)。
  歯の様子を確認するためにレントゲンをとり(3月にとったばかりなんだけど)、手術室のある別棟へ。
  血圧を(自分で)はかり、数値を出して提出します(128の74だったかな?)。
  受付からここまでが30分ほど(そして書類一式の上に書かれた予定時間通り)。


6)手術開始。


  手術室は、あたりまえですが、普通の歯医者さんとほぼ同じ感じでした。
  診察台、荷物置き場なども、ほんとに普通。ピンクの服を着た歯科衛生士さん?看護師さん?も。
  うがいをする台もあって、施術の前後にうがいするのも同じです。
  ただし「靴は脱がないで台にのってください」といわれました。
  担当医は若そうなS先生(とはいえキャリアは長そう)。午前中の疲れがでる時間帯かなー、と思いながら待っていると、レントゲン写真を見せられ、手術同意書にサインを書かされ(神経と近い場所を削るため、麻痺の残る可能性や、不快感が続くことなどが書かれたもの)ます。看護師さんから「今日はお風呂は入れません」「ひんぱんにうがいをしないように」「終わった後、患部を冷やさないように」などという、術後の注意を受けます。
  ここまでで、15分ぐらい。
  担当医「ではまず、麻酔をします。ここだけ、痛みます」
  口を開かされて、数カ所、注射を打たれます。頬の内側は柔らかいので気になりませんが、歯の根もとに打たれた時は、ちょっとビビりました。
  局所麻酔なので、なんとなく外側から打たれると思っていました←ばかなの?
  しかし、口の中なので針がささるところが目に見えるわけでないので、ちゃんと口を開けてさえれば、そんなに怖いこともないです。
  医「麻酔がきいてくるまで、少し待っていてください」
  五分ぐらいで効いてきました。
  右耳の上から、下顎の右半分、口唇も右半分、ボーッとしびれた状態に。
  医「麻痺した感じになりましたか?」
  私「はい(呂律がまわらない感じ)」
  医「でははじめます」
  看護師さんと二人ペアになって、まずはメスで、奥を切り開く作業。
  そのあと、吸引器で余計な水分をとりながら、ドリルで穴開け。割って、砕いて、引っ張り出す作業。
  以前、上の親知らずを歯医者さんで抜いたことがあったので、力をいれてひっぱることはわかっていたので、そんなに怖くはありませんでした。ただ、引っこ抜く時は顎を押さえられるので、痛くはなくても違和感はありました。あと「ドリルの音がすごくて怖い」という話も読んでいましたが、普通の歯医者さんで使うドリルの音より大きいということもなかったです。
  いちばん怖かったのは、縫った時かも……目の前で黒い糸がひっぱられて口の端から出てくるので。
  開始から10分。
  医「はい、おわりました。本日は、お風呂、喫煙、飲酒、運動は禁止です」


  はやっ。
  そのため、もう次の患者さんが入ってきて、別の診察台に案内されています。
  かるくうがいをすると、しすぎないよう、看護師さんから再度の注意をうけます。
  看護師「明日、診察してもらった○○歯科さんで消毒をしてください。家に戻ったら電話をして予約をとられるといいです。あと、一週間ぐらいしたら抜糸が必要になりますので、それも○○さんで抜いてもらってください」 
  三つに割れた親知らずを見せられます。歯医者でいわれたとおり、一部、黒くなっているところがあります。
  「抜いた歯はこちらで処分しますか」と捨てられそうになったので「持って帰ります」といったら、「ではすこし、きれいにします」といわれました。洗ってガーゼにくるんだ状態で、外科受付で渡されました。
  私「冷やしてはいけないんですね。知りませんでした」
  受「治りがおそくなるんですね。あとは受付で処方箋をもらってください。痛み止めと化膿止めがでますので、化膿止めはかならず、3日間のんでください」
  私「抜糸は、一週間より先になってしまってもいいのでしょうか」
  受「一週間から十日ぐらいがベストです。歯医者さんとご相談なさってください」
  諸注意が印刷された紙と、紹介状の返事を渡されて、総合受付に戻りました。
  麻酔・レントゲン・手術代で、6490円。
  もよりの薬局へ処方箋をもっていき(いつものところでもよかったのですが)、三日分の薬をもらって、それが530円。
  予診しなかったことを考えると、これぐらいの値段が相場なのでしょうか?
  最初の受付から、薬をもらって病院をでるまでのトータルは、1時間15分ぐらいでした。
  しつこい歯じゃなくてよかった。


  ちなみに麻酔は3時間半ほどきいており、しばらくはっきりしゃべれず、歯が舌にあたったり、油断したまま下を向くと、血液まじりの唾液がしたたってしまうありさま……。


7)自宅安静。


  当日は血がとまらない、ときいていたので、今日は何もしない日にすることにしていました。
  赤い唾液を時々はきだしつつ、自室で資料本を読んだり、書き物をしたり、ネットしたり、タオルをあてて横になったりして、麻酔がきれるのを待ちました。
  手術終了から4時間後、うがい解禁ということで軽くうがいをし、用意しておいたゼリー飲料を2パックのみ、薬をのみ、水分もとって再びうがい。
  麻酔がきれた時は、縫ったところに軽い痛みがでてきましたが、痛み止めを飲んで40分ぐらいすると痛みも消えました。安静にしていれば大丈夫そうです。


  しかし明日、歯医者さんに行かねばならないわけで。
  家にいるつもりだからゼリー飲料しか考えてなかったんだけど、体力、もつかしら……。



●追記:
この後、翌日に歯医者さんで様子をみてもらって消毒、が5分で130円。
一番腫れたのが翌々日で、3日ぐらいは明らかに腫れた状態のままでした。
10日後に抜糸をしてこれも5分ぐらいで130円、で終了しました。抜糸あともすこし腫れが残っていましたが、痛みはなかったです。痛み止めのロキソニンは、余りましたね。