世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

簡単に「タトホン」レポなど。


タトホン公式サイト → http://tat-con.upper.jp/hon
主催者さんのツイッターhttps://twitter.com/TAT_____EVENT


「タトホン」というイベントについては、前からその存在をしっていたのですが、日程的にどうにもあわないことが多く、今年1月の回に、ようやく一般で参加し、その雰囲気がよかったことから、サークル参加を決めたものです。
なので、主催者さんから届いたサークル案内が、のっけから、

タトコン/タトホン主催のテツイヌです
今回で最後のイベントとなりますので悔いなく張り切っていきましょう

だったのには、ちょっとびっくりしてしまいました。
たしかに、次回の告知は出ていませんでしたよね。
かなり残念。


当日は、早めに起きて、お手伝いできないながらも、主催さんにあまりご迷惑をかけないようにしなければと考えていたのですが、前週末から風邪をひいており、37度台の微熱が何日も下がらない状態でした。
そして、イベント案内には、

★当日必要な物
・サークルとしての準備
★あると良い物・筆記用具(当日 作る/描く/書く企画がイロイロあります)
・健康(睡眠不足注意) ・お隣さんにあいさつする心

と、テツイヌさんの道理がとかれており、お言葉に甘えて、平日と同じ起床時間に起きて、ゆっくり会場に向かいました(もちろん、遅刻はしてませんよ!)。


会場となる「都立産業貿易センター(浜松町館)」は、以前も各種イベントで行ったことがあり(PFのイベントでサークル参加したこともあります。その日のお隣は、霧壬ゆうやさんだったかな?)、迷わず向かいました。同日、他にも2種類のイベントが開催されており、駅からカートをひいていく人の列についていけば、知らなくても迷うことはなかったと思われますが。


2階に到着すると、サークル名をつげて、パンフレットをもらいます。
スペースナンバーをいうのだと思って(申し込みIDを告げて入場するのでした)、テツイヌさんを迷わせてしまいました。
パンフには当日の企画「コピー紙ラヂヲ」がついており、それに800円分のお買い物券がついていました。これはサークルでの買い物に使えて、サークルはイベント後に主催さんに申請するとキャッシュバックがあるという企画で「500円のパンフなのに、800円も買い物ができるとはどういうこと?」と前回も驚いた企画です。「ジャンル別・1サークルにつき1枚しか使えない」という制限があるので、まったくお金を使わないのは難しいわけですが、しかし、サークル参加者はイベント代にパンフ代も含まれており、いろんなジャンルを巡ればそれだけお金が戻ってくるわけで、交流を目的に参加する人にとっては素晴らしい企画だと思います。
他、当日は、テツイヌさん作のサークルスゴロクもあったようで、ダイスをふって、とまったマスのサークルさんで立ち読みし、ゴールをするとお買い物券がもらえたようです。参加費はかかるようですが、これも楽しそうな企画でした。


自分のスペース[A-13a](柱の陰で主催さん席が見えない!)についてから荷物をあけ、用意してきた見本誌をテツイヌさんに提出、成人向けチェックをしてもらいます。これは会場からの要請だそうで、テツイヌさんも頒布物制限については都条例に準じるというお話でしたので、今回は『美少年興信所』シリーズ、一部の♀♀シリーズ、二次創作が含まれる本については、持ち込みませんでした。実際、18歳以下の方に読まれて困るような描写は、ほとんどないのですけれどもね……。
サークル名を示す帯をつけておいたので、それをそのまま、壁際の見本誌コーナーに設置します。ご来場の皆様にも、何冊か目を通していただけたようで、ありがたい限りです。


この会場の机は幅広で、もってきた本を並べるとスペースが後ろ半分、かなり余ります。
後述する企画物に参加していたので、その関係のものを空いたところにおきます。
頒布物の並べ方については、もうすこし工夫が必要だなと毎回思います。しかし実際に会場にいってみないと、当日の人の流れがわからないということもあり、これはなかなか難しいですね。
人の視線がとまりやすいところに、一番売りたい本を置いておくのがベストなのだと思うのですが。
タトホンの参加者は意識の高い猛者が多いようで、凝ったディスプレイも多く見受けられました。勉強になります。



えー、この日は、当日14時まで、参加を伏せていなければいけない企画に参加していました。
「佐藤」さまの覆面作家あて企画「クイズ・文体ドン!」です。
http://0tas.blog118.fc2.com/blog-entry-369.html


タトホンに参加している小説系サークルさんから、複数の方が課題に沿った小説を書き、それを読んで作者をあてる、というクイズです。
企画参加者さんのために「立ち読み自由な本を1冊用意しておいてください」といわれましたので、並べておきましたところ、開場まもなく『好奇の目』をすごい勢いで立ち読みしていかれた方がいらっしゃいました。あの方はたぶん、正解できなかったことでしょう……実は『絆』の方に、提出した課題文とほぼ同じ一文があったのですけどね(課題を提出した後に、刷り増ししていて気づいた)。
いや、文体であてるのは難しいと思いますよ。ほぼ、内容であるかと。
私も3番は、某Mさんだなー、とわかりましたし。
全員不正解の方は1名だけだったそうですが、クイズの正解率は公表されませんでした。
全問正解もいなかった、というのは本当なのでしょうか。
きっと私が正解率を引き下げていた(笑)。タトホン初参加で知名度低いですしね。
「俺」で書き出さなければいけなかったので、主人公は男性にしましたが、私の創作をご存じの方は、いつもどおりの書き方かと思います。


ちなみに私はエントリー5番で、内容はこんな感じでした。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~Narisama/buntaidon.HTM


課題文提出者は、佐藤さんのスペースでこっそり名前をいうと、参加費(10円)免除で、クイズの解答シートがもらえるということでしたので、開場と同時に名刺をもっていって、こっそり頂戴して参りました。
賞品のカントリーマアムがあまっており、しかも私の提出した文章の冒頭がクイズ用紙に欠けていたということで、あとでお詫びのカントリーマアムをいくつか頂戴いたしました。
打ち上げお茶会でも少しお話しましたが、佐藤さんは、ハンサム&ナイスガイでした。
実際にきいた会話を今回のお題にしたそうで、その時、現実に何があったのかは……あんまり考えたくないな。



この日のタトホンでは、もうひとつの目玉企画
「TAT-QUEST(タトクエ)3」にも参加していました。
http://tat-con.upper.jp/11/tat-quest3/TQ3INDEX.htm


参加サークルは事前にクエストを主催者さんに告知し、参加者はそのクエストをクリアしてスタンプをもらう、スタンプラリー形式のゲームです。
私はタトホン参加者さんの実態的なところを把握したく、アンケートをとりたかったので、「こちらから出す質問に制限時間内で答える、答えられた人には賞品として冊子プレゼント」という形のクエストを申請しました。ギルドマスターさんがうまくTRPG風に整えてくださったようで、私のスペースにも14時前後に、大勢の冒険者さんたちがやってきました。用意した一分用砂時計や質問カードが無駄にならなくてよかった(笑)。後でわざわざ、プレゼント用の冊子(お試し版)を買いにきて下さった方もいらしゃいまして、自然な交流ができて、大変よかったです。ただ、すべてやるのに3時間ぐらいかかるらしく、クリアできなかった参加者の方も何人かいらした模様です。残念!



企画と言えば、

「コピー紙ラヂオ」
http://tat-con.upper.jp/kopira/

にも、2回ほど投稿しました。
まだ、骨折した右手が完全でないので、ぺんてるのプラマンを持参していました(力をいれなくても書きやすい。年賀状の宛名なども2年ほどこれで書いています)。
たいした内容は書けませんでしたが、参加させていただけて、こちらも楽しかったです。
それぞれの人が書いた物をその場でまとめてスキャン、毎時間出力するというのは、かなりの手間だと思いますが、サークルノートなどより、ずっと気が利いていて、いろんな人が書いたものが複数みられて、これもまた面白いですね。



会場内で、何度もパンフを読み直していたのですが、そこに書かれたテツイヌさんの思い(どうしてこのイベントを立ち上げたか等、昔の経験に基づいたお話)には、感銘を受けました。アート系の風貌も納得がいきました。
とにかく、有言実行の人なのだな、と思います。
(こちらの「終了の言葉」だけでも、その人柄の一端がわかるかと → http://tat-con.upper.jp/END.htm
小規模とはいえ、このレベルのイベントを、長年、一人で切り盛りし、どうしても参加したいという人のために、開催3日前に、急遽、委託スペースまで準備してしまったのですから(さすがにそちらは売り子さんをお願いしたようですが)。
そうそう、できることではないです。
金銭的・体力的な面だけでも、かなり厳しいはずですが、それだけでない、他にない手触りのイベントになっているのは、テツイヌさんの実行力と人徳だと思います。
即売会ですから、売り上げも大事なんですが、交流目的で参加する人にとっては、ほんとうに貴重なイベントだったと思います。
私も、久しぶりに会ってゆっくりお話できた方がいまして、お茶会の最後まで、楽しい一日が過ごせました。
心から「ありがとうございました」と言いたいです。
そして、今までお疲れ様でした。


ところで、テツイヌさんが抱えていたギターケースには何が入っていたのでしょう?
ギターではないようで……会場内でかかっていたBGMの音源かな?
音楽ジャンルで参加している人には、試聴コーナーも用意されていたんですよね。



なお、他のサークルさんのレポが、こちらにまとめられていますよ。
http://text-revolutions.com/review/?p=466


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その他のイベントレポも、後日まとめて【近況】にアップします。
お運びの皆様、誠にありがとうございました。
お買い上げの皆様には、楽しんでいただけていることを祈りつつ。