世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

海に近い街に住んでいるので


かつては魚屋さんが近所に何軒もあり、魚で困ることなどなかったのですが、あいついで閉店してしまい、少し離れたスーパーで買うという選択肢しかない状態に。


なので家族とお墓参りに行った際、母が「あそこにある魚屋に寄りたい」と言い出した時も「じゃあ行こうか」と寄り道する展開に。


魚を何種類か買ったのですが、母が特に目を光らせたのは、新鮮そうな鰯。
目が澄んでいます。
人数分より余計に買うと、お店の奥さんが「はらわた抜きますか?」
「お願いします」と私が言うと、はらわたと頭を落として、包んでくれました。
夜、母がざっと洗ってグリルで焼く。「調味料、なんにしよう?」といわれたので、私がちょっとポン酢をたらし、母がワサビを添えて出しました。


柔らかくて臭みもなくて、美味しい。
あっという間に、家族でぜんぶたいらげてしまいました。


「新鮮な鰯なんて久しぶりだものね」とは母の談ですが、特に不便なところに住んでいるわけでもないのに、魚屋が近所にないだけで、食べないものが増えてしまうんだなーと。
新鮮だから焼くだけでOKなわけで(しかも、足が早い鰯ですし)、時間がたったら手間暇かけないと美味しくなくなるわけで。


早く、近所の魚屋さん、復活しないかなあ(結論そっち? そっちなの?)