世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

27日の日記に書いたミッション2つクリア。


世田谷文学館で行われていた、日本SF展・SFの国、行ってきました。
展示物が多くて、けっこう見ごたえがありました。
手塚治虫浦沢直樹の生原稿とか、結構あってファンは嬉しいのでは。部外秘の会報や、本の実物もたくさんありましたし、デジャー・ソリスの原画もありましたし、特撮系の資料も多かったです。
ただ、有機的な繋がりがちょっと薄かったかな? 
北原尚彦さんが展示に貸し出してる資料(個人蔵)が、いかにも北原さんで素晴らしかったです。あんな資料を個人で持ってる人は、そうそういるまい(笑)


個人的には、星新一まわりが面白かったです。気に入って集めていた、小物の展示とか。
星新一の原稿、下書きだと、5ミリ以下の小さい字でみっしり(しかも、完成原稿とあまり変わらない状態の「ボッコちゃん」!)なのに、原稿用紙に万年筆で清書すると「ええっと、どこの子が、利き手じゃない手で書いたんですか」的な文字になるのは何故ですか。私は「星鳥」しか絵が描けません的な原稿になるのは何故ですか。
ちなみに、星鳥トロフィーの現物も展示されていました。立体だと結構可愛い。


スタンプラリーをやって賞品のステッカーもいただきました。


対談は、一階にいると、けっこう聞こえてくるレベルだったみたいです。
あんまり日本のSFの未来については語ってなかった模様。
日本のSF界の重鎮であり生き証人である豊田・夢枕ペアの話なわけで、講演が終了した後出てきた聴衆の皆さんも、たぶん有名な皆さん的なオーラを感じました。うっすらみたことあるような感じの方が大勢……!


ついでなので、「世田谷文学館コレクション展・人生の岐路に立つあなたへ + 石塚公昭写真展」も見てきました。
http://www.kimiaki.net/setabun-collection.html


石塚公昭さんって、今まで知らなかったんですが、面白いですね。
著名人の人形をつくって、現実の背景(その人物にゆかりのある場所)の中にとけこませて写真を撮る展示。
著名人の中に、さりげなく中井英夫なんかまざっていたりして(適度に若い頃の)、思わず吹き出しました。
実際に50センチぐらいの人形も飾られており、その微妙に似ている感じがすごくよかったです。
10/5までやっているらしいので、行かれる方はコレクション展へもどうぞ。



あと、高島屋の幻想博物館展、無料の展示会なので、作品数はやはり少なめでした。
私は立体と平面のコラボレーションをしていた大森さんという作家さんの「吸血夜」が面白かったです。生き物系の立体はどの作家さんもレベルが高かったですね。
いちおう、図録は買って帰りました。



さて、これで残る大物は「えのすい」……!


いってやる、いってやるぞーーーー!