世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

夕食食べながらTVみてたんです。


お客さんがきてちょっとバタバタして、台所まわりを片付けたりしたので、反対に、いつもより少し早めに夕食を食べ始めたんで、スケートちょっと見ようかなとTVつけてたんですけども。


公式練習中の、羽生結弦と閻涵の激突シーンを、見てしまった。


二人ともすぐに起き上がれない。
羽生はうずくまり、あおむけになり、それでも起きられない。
しかも、首の辺りが血まみれ。
ようやく起き上がっても、フラフラ。咳も出ている。


脳震盪をおこした閻涵選手は「棄権します」と宣言してひっこんだのに、羽生は頭にバンデージ、顎に血止めのテープ姿。しかも再開された公式練習で滑る。左目のあたりも青ずんでいますし、右目もしきりにパチパチさせて、目がかすんでいるのではないかと思われる。ジャンプはできるけど安定していない。


なんで、コーチ、とめないんだ、と思いましたね。


腹部と顎と頭を強打してるんですよ。
ほっといたら死にますよ。
死ななくても、こんなフラフラの状態ででたら、大けがするでしょうが。


でも、誰もとめない。


そして、包帯姿のまま、滑ってしまった。
何度も転倒しても、最後まで滑ってしまった。


滑り終えたあとも、フラフラ。一人で立てない。
自分の点数を見て、泣く羽生。
それからようやく、担架で運ばれていくという。


とめようよ。
ドクターストップかけようよ。


閻涵も結局、滑っちゃったし。


脳震盪おこしてる人に、激しいスポーツさせるってどういうことですか。
まず安静、病院でしょう。
美談でもなんでもないよ。
今夜、中国の病院で、容態が急変して死んだら、誰が責任とるんですか。
自己責任ですか。


本人は滑りたいに決まってるし、本人の意志を尊重することは大事ですが、自分で尻餅をついた程度の怪我でも、軸がぶれて飛べなくなったりするのがフィギュアスケートじゃないですか。
流血の大惨事なのに、なんでとめないの。


と、思った人は今晩たくさんいると思うので、私の駄文はここでとめておきます。


その昔、円谷幸吉のコーチがひどい特訓して、円谷が身体こわして、いい成績がだせなくなって、婚約者まで(マラソンの邪魔だってことで)奪われて、思い詰めて自殺しちゃったっていう悲しい話を思い出しちゃいましたよ……。