世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

小樽でやってるのは行けないけれど


これは行けますね。

http://www.mys-bun.or.jp/event/


「反世界から半世紀──中井英夫展」開催
2014年11月7日(金)〜2015年2月28日(土)


 中井英夫の大作『虚無への供物』が、「アンチ・ミステリー、反推理小説」を標榜し刊行されて50周年。いまや横溝正史『獄門島』に次いで日本の推理長編ベスト第2位の座を不動にしている。
 本書はまた戦前の、夢野久作ドグラ・マグラ』、小栗虫太郎黒死館殺人事件』と併せてミステリー界の、いや日本文学の三大奇書という栄誉にも輝く。折りしも2015年は、先行する二巨峯の刊行から80周年。日本の幻想文学・異端文学の脈流に改めて想いを馳せる好機ではあるまいか。


史上初「三大奇書」を一堂に!


 ことに今回、中井氏の命日である12月10日(水)と、その前日との2日間限定ながら、九州大学記録資料館および世田谷文学館のご協力を得て、『ドグラ・マグラ』草稿、『黒死館殺人事件』原稿、そして『虚無への供物』草稿が一堂に会する予定。史上初の快挙と自負したい。
 両日以外も、会期中は前2者をレプリカにて展示。また、江戸川乱歩への『虚無への供物』完成報告の手紙も、東京では初めて一般の目に触れるもの。
 そのほか、展示替えも予定されているので、二度三度のお越しをお待ちしております。


(資料館運営委員/新保博久


*2日間限定のオリジナル展示見学に予約は不要ですが、混雑時、入場制限を設ける場合があります。資料館ゆえ会場では静粛にお願いします。展示品の撮影・筆写等は禁止です。


さすがに、この時期、平日に休んで行くのはちょっと出来ませんが(12月10日は中井英夫の命日であるだけでなく、『虚無〜』の物語がスタートする日でもあるのですね)、来年までやっているのなら、場所もわかっていますし、何かの機会に行ってみたいなと思います。


い、行けたらね……。

ミステリー文学資料館


東京メトロ有楽町線 要町駅 5番出口より徒歩3分
JR線 池袋駅西口 徒歩10分


住所
東京都豊島区池袋3-1-2 光文社ビル1F

電話
03-3986-3024

FAX
03-5957-0933


池袋からは、結構遠いです……。