世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

beco cafe mystery night が本になるらしいですよ!!!!


去年から、西荻窪のベコカフェで行われている、戸川さんとゲストのトークショウ、「beco cafe mystery night」。
6/6の回のオープニングで、戸川さんから、「これを本にしようと思っています」発言が!


もちろん、トークをそのまま再現するのでなく(録音されてましたが)、ゲストに来られた皆さんについて、掘り下げて書く形になるそうです。
これは楽しみですね!
「い、いけないよう!」と今まで悔しい思いをされていた方も、これで安心ですね。


もちろん、私は次回の9月も行くつもりですよっと。
(ただし、11月はスケジュール的に厳しいのと、読書会形式に切り替わる可能性が高いため、素養のない私には無理かもですが)


ちなみに、6日はこれでした。

http://blog.livedoor.jp/jigokuan-tricktrap_club/archives/28772910.html


第4回 beco cafe mystery night 「刑事コロンボ」の魅力を語り尽くす


ゲスト 町田暁雄
6月6日土曜日 午後6時より 西荻窪beco cafe
参加費 1000円(ワンドリンク付き)


町田さんが、これでもかとコロンボの資料を大量に持ってきて、お話はそれを回覧しながら聴く形に。
コロンボの放映は1972年からだそうですが、ブームが起こったのは1974年。その頃のブームがいかに凄い物だったか、資料が裏付けてくれます。


参加者の中に第一期のコロンボのボードが回され、一種の人気投票をやったのですが、見事にバラけていて面白かったです。一位は「2枚のドガの絵」だったような。私もいれました(そして「白鳥の歌」と迷いますが「忘れられたスター」の方が好きなんですよね、なんて図々しいコメントをしてきた私)。
額田やえ子さんの翻訳ばかりが重視されてますが、本当にあの名調子をうみだしたのは、演出家の「さこんじひろし」さん(ああっ、字を忘れてしまった)だったこと。演出は素晴らしかったけれども、しょぼくれているところを強調するために、コロンボがビリヤードが下手なような翻訳をしたり(別の話で名手だという表現がはっきり出ているので、やりすぎ)。最初の声優さんは小池朝雄ではなかったとか、コロンボが乗っているプジョーは、当時でもクラシックな高級車だったとか。
その他、初期のコロンボと、ピーター・フォークが主導の90年代コロンボの差の話や、瀬戸川猛資さんの幻の原稿(ノベライズの際に、没になった原稿があるそうです。戸川さんいわく、宮部みゆきの『東京殺人暮色』の没原稿と同じぐらい、見たくてたまらない原稿だとか)の話なども……ああ、書ききれない!


実は、『福家警部補』シリーズの作者、大倉崇裕さんが来られてまして、町田暁雄さんとの意外な関係を暴露したり、デビュー前の裏話をされたりという、サプライズがありました。


コロンボのノベライズで、ひとつだけやっちゃいけないことがあるそうです。
それは、「コロンボの心理を書くこと」。


そうだね。確かにそれは書いては駄目だね。む、難しいけど!


今回、開場時間が早くなっていて、フリートークの時間も、しばらくいられて嬉しかったです。前回のアンケートに書いたからかしら……あ、ありがたいけど、次もはやく行かなきゃね(今回、ギリギリで滑り込んだので、戸川さん・町田さんの真ん前の席で……そこまでコロンボマニアじゃないので、「ど、どうしよう」と思ってました)。