世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

リコーが、ジアゾコピー終了のお知らせ出してますよ?

https://jp.ricoh.com/info/2015/0304_1.html


ジアゾ複写機の消耗品販売終了のお知らせ


2015年3月4日
株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員:三浦善司、本社:東京都中央区)は、2016年3月末日をもってジアゾ複写機(青焼きコピー機)の消耗品の販売を終了いたします。

リコーは、ジアゾ複写機の消耗品である感光紙の提供のため1936年に設立され(当時は理研感光紙株式会社)、感光紙に加えジアゾ複写機本体も提供することで、日本の産業や 社会の発展に貢献してまいりました。近年の急速なネットワーク化やデジタル化などにより需要が減少し、2007年にはジアゾ複写機の製造を終了しておりましたが、この度、感光紙などの消耗品の 販売を終了させていただきます。長年ご愛顧いただき、誠にありがとうございました。


地図などは、今でも青焼きしているところがあるみたいですが、普通はPPCコピーですよね……。


いや、実は職場に二回り年下の後輩がいるのですが、実は同じ高校出身だったんですね(市内の人間なんで当たり前なんですが)。
で、ちょっと思い出話などをしていたら、彼女の口から「悪い点をとると青紙がくる」というフレーズが飛び出し。


青紙というのは、このジアゾコピー機でとった青いコピーで、私の通っていた高校では、追試の警告用紙はなぜか、このジアゾコピー機で刷られたものがきたのでした。本当に青いので、召集令状の「赤紙」をもじって「青紙」とよばれていたのです。
私も高校一年の時に、数学で一度いただいたことがありまして、部活の先輩に教えてもらって課題をやりなおし、再追試は免れたんですけども、まさか、そんな最近(でもないか)まで、青いコピーを渡していたとは……安いから? 学校内だけのものだから?


それとも、名前だけ残っていた?


リソグラフ」の名前で、謄写版輪転機は今でも生き残っていますが、その焼き付ける原理を説明するために「プリントゴッコ」という単語を使おうとすると、今の二十代は知らないわけです。むしろ「ガリ版」の方が通じるかもしれない。たぶん「ボールペン原紙」も通じないですよね……時代は変わる。物は消えていく。


いや、割と変わった高校だったんで、本当に青紙のままだったかもしれないな……。


●追記:ご本人に再確認したら、「青点」をとる、という名称で残っていたものの、さすがに青焼きコピーでは通知されなかったそうです。ジアゾコピーの青焼きが由来、というのは教わっていたとか。