世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

「キャロル」情報。


渋谷に出たついでに、来年公開の「キャロル」の前売り(ムビチケ)を買ってきました。
「テレーズとキャロルの柄とどちらにしますか」と訊かれて「ルーニー・マーラの方で」と答えてしまいました……。
ルーニー・マーラのカードを選ぶと、ポストカードはケイト・ブランシェットになるんですが、彼女がカメラ構えてる姿が可愛いなあ、と思って。原作と違って、映画ではカメラマン志望なんですよね。
彼女は原作のテレーズのイメージに近いので、映画館でみるのが楽しみです。
『キャロル』は半世紀以上前の小説なんですが、現代でも割とすんなり読めてしまう話なのが凄いな、とあらためて思っています。歴史的な意義がある話ではあるんですが、ヒロインの心の揺れ動きには、一般性があるからでしょう。入れ替わりトリックがあるぶん、『リプリー』の方が、古めかしいかもしれない……。


ところで出かける直前、楽天エンタメナビから、「うちでキャロルのチケット買いませんか」のお知らせが届いたのでした。
「本年度アカデミー賞最有力!!」とか書いてありますよ。
http://entertainment.rakuten.co.jp/movie/special/carol/


楽天会員の方で、条件にあてはまる人は、これもいいかもしれませんね。
特典も、つくみたいですし。


最初、劇場に行けなそうだったら、ここで買おうかな、とも思ってたんですけどね。
https://www.major-j.com/cinema_information.php?id=M20151121004#content6


ところで、私が書いた『キャロル』解説本、柿沼先生の翻訳が河出書房新社から出ましたので、一部を改訂して、引き続き頒布しています。
下げようかとも思ったのですが、文庫の後書きや解説だけでは、最初の長編が画期的な作品として出版が決まり、ヒチコックに映像化までされた当時のハイスミスが、どうしてデパートでアルバイトしなければならないほど貧乏だったのか、その理由までは、書かれていませんので。


https://bccks.jp/bcck/137648/info


というわけで、もうしばらくBCCKSに置いておきますね。


拍手ありがとうございました!