世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

所用があって中央線沿線におりましたので


帰りに、少しだけ吉祥寺に寄りました。

http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/index.html


企画展示室
萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく

2016年4月9日(土)〜5月29日(日)

会期中の休館日:4月27日(水)、5月25日(水)

主催:武蔵野市立吉祥寺美術館  協力:河出書房新社
 

 1969年に『ルルとミミ』でデビュー以降、『ポーの一族』や『トーマの心臓』など不朽の名作を生み、幅広いジャンルを手掛けてきた萩尾望都竹宮惠子大島弓子など同時期に人気を集めた漫画家らとともに「花の24年組」と呼ばれ、1970年代の少女漫画黄金期を築きました。


 そうした中で1975年に発表された『11人いる!』は、従来の少女漫画では例をみない本格的SF作品として、その華麗なる登場が当時の漫画界に衝撃を与えます。以後、『百億の昼と千億の夜』(原作:光瀬龍)、『スター・レッド』、『マージナル』、『バルバラ異界』などの名作を世に送り出し、今も多くのファンを魅了してやみません。


 本展覧会では、日本の少女漫画史におけるSFの黎明期を担った萩尾望都のカラーイラストレーション、コミック生原稿など、200点を超えるSF原画が大集合。惑星に魅入られた奇跡の漫画家・萩尾望都が描きだした星々が煌く、夢の展示空間が実現します!


コピス吉祥寺という施設の7階に、吉祥寺美術館の展示室があります。
今回の入場料は100円という破格なお値段。ファンなら行きますよね……。
展覧会の一部のポップは写真撮影も可だったりします。


私は微妙に萩尾望都世代でないので、名作といわれる作品群を、リアルタイムで読んでいません。
SFもそんなに詳しくないので、知らない雑誌や作品もあります。むしろ80年代の表紙イラスト系の方が「あ、これうちにある」だったりするんですよね……。


しかし、どの原画を見ても思うのは、どんな作品でも「萩尾望都」の世界、「萩尾望都」の空気、「萩尾望都」の台詞を持っているということで、ここには展示されていないのに『ポーの一族』や『トーマの心臓』や『恐るべき子どもたち』のページを見ている錯覚に陥る時がありました。ご本人も、対談映像の中で、SFとそれ以外の作品をわけているわけではない、といった趣旨の話をされていました。SF好きなのはもちろんですが、ヤマザキマリさんと『21エモン』を絶賛されていましたね……。


図録が充実しているので、会期中にいけない、という方はお土産に買ってきてもらうといいかと思います。展示、混んでいるので、じっくり見るの、難しいかも、です。


あ、拍手、ありがとうございました!