世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

平日でも混んでます……!

narihara2017-05-20



http://www.mucha2017.jp/


カタログを前日の夜、ほんとにざざっと読み、
お昼前にでかけました、新国立美術館
休みの日は相当混んでいるというので、
ゴールデンウィークをはずしました。
そして、カメラ撮影が可と聞いていたので、デジカメをもって……。


売り文句通り、スラヴ叙事詩メインの展示です。
なにしろ国外で初の20点全部を公開するというので、思いっきり力が入ってます。
なぜか年代順に絵が並んでいませんが、いったりきたりすれば大丈夫。
しかも5点は(フラッシュ禁止ですが)写真が撮れるという。ふとっぱら!


反対に、スラヴ叙事詩以外は、今まで日本で公開されたことのあるものがほとんどだと思います。
ミュシャがデザインした切手やお札など、愛国心の発露した無償の作品以外は……。


何が一番悲しいかというと、ミュシャ愛国心をもってスラブ叙事詩を描きあげましたが、完成した時には、国は共和国に変わっていて、民族主義的な作品は時代遅れと歓迎されなくなっていたこと、そして、愛国者としてナチスに拘留されて尋問を受け、それが元で亡くなるのですが、つまり戦時中にゲシュタポに目をつけられていたため、作品が公開しにくくなっていた(焼かれちゃう!)ので、親族がひっそり保管していて、チェコ本国でさえ、全作品が公開されたのがようやく2012年だったというのです。


ひどい話だ……!


正直、私はチェコの歴史にくわしいわけでもなんでもないので、カタログや絵の説明を確認しながら、ざっと把握していく形しかとれないわけですが、ゲルマン民族の侵略を何度も受けながら、自国語の聖書を出版して支配を逃れようとする姿は、たぶんけっこうな国が経験してきた災難なはずで、その歴史をわかりやすく美しい形で自国の人に伝えていきたい、と思うミュシャは、本当の意味で母国を愛していたと思うんですよね……なので、財政難で展示することができなかったという話は、仕方がないかと思うんですけれども、時代遅れって……つらい……つらすぎる……。


同時開催の草間彌生展も人気があって混んでいる模様ですが、ミュシャ展だけで時間切れでした。
皆さんも行かれる際は、なるべくすいていそうな日を……!


もう5月も下旬、6月まであっという間ですからね。


http://babel2017.jp/wp/?p=44 とか http://www.itochu-artsquare.jp/exhibition/2017/mucha.html とか
行けるかな、ほんとに……。