世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

あと、これが届いてまして


http://fushigishiatsu.hatenablog.com/blself
https://3216.booth.pm/items/641579


差出人の名前がなかったんで「なんだこれ」と思ったら、斎藤さんのBL本でした。
たぶん、BOOTHの例のシステムで送っているのかな。


ちょっと感想をTLに流していました。

『BLが何だかわかんないから〜』読みました。一番すばらしいのは斎藤さんの奥様の短文。これから相手の両親にご挨拶に行くというのに、夫になる人のロマンス小説を読まされるという困惑せざるをえない状況を手慣れた筆致で完璧に描いています。詩織里さんは何をなさってる方なのでしょうか


『BLって〜』二番目によかったのはくみこさんの小説。その一言が出てこない、すらっといえない、というのは、恋愛の基本のシチュエーションですよね。言葉にしたらすこしスッキリできたのではないでしょうか…


『BLって〜』この本の目玉である村岸さんの小説「dive to〜」ですが、登場人物の描き方は巧みなんですが、一段落ごとに吹いてしまって……どうしてもネタ話なので、BL感がとても薄いです。いまの商業BLって洗練されててすごく先を行っているので、笑わせるならもっと笑わせないと……かな


「もしも赤ずきんが〜」絵柄がかわいくて癒やされます。が、知らない人がみたらなんのこっちゃ過ぎる気がします……


「もしも江ノ島とトルーが」いい写真ですが、これそのまま記事になりますよね。ずるい。あと、1988年「生」じゃないでしょうか みれば生年だってわかりますけど


デイリーポータルZにおける〜」私、おおたさんの記事はよそで読んでて、シーク物とかアラブBLについての見解はある程度一致しているので すんなり読めましたが、しかしプロレスの話はまったくわかりませんでした 注釈がついてても……


『BLって何だかよく〜』総評としては、初めてつくった本だとしたら すごくレベルが高い本だと思うのですが、皆さん文章で飯食ってる人だからなと……あと、せっかくB5版の本なのに、上下左右に余白が少なくて読みにくいです。字を少し小さくしてもいいので余白を……!
左右はいいや。上下ですね。1センチぐらいはほしいです。上段下段ももうちょっと開いていた方が……


メンマが食べたくなる本だと書いていた人がいました。ごはんにメンマをのっけてちょっとラー油としょうゆを垂らしてメンマ丼……おいしいメンマだったらいけますね、それ。


BLの場合、特に誰がターゲットなのかを考えて書かないといけないと思われるんですが(おまえ絞ってないだろ)、村岸さんにはちょっとテレが見えていて、商業でやっていくならもうちょっと突き抜けないとつらいのかな、と思いました。テーマとポイントを絞るというか……小説としてうまくてもそれはBLじゃないし、笑わせたいのであればもっとベッタベタでいいと思いますし。巻末のくみこさんの小説は恋愛のひとつのシーンをちゃんと描いてました。