世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

確定申告してきました


私は毎年、医療費控除に行っているのですが、母も申告する物があるので(保険の関係その他)、ここ数年は一緒に役所に行っています。
去年までは市役所の特設コーナーでやっていたのですが、今年は(予告通り)、税務署が市役所の中に引っ越してきたので、「もっと楽になるかな?」と期待して行ったのです。


「な、なにこの泥縄」


去年までと同じ特設コーナーでやっていました。


が。


案内のファイルは足りず、テーブルの下に置かれたファイバーのなかにくくられっぱなし(気づいたので自力で引っぱり出して他の人のためにテーブルの上に置きました)。
去年までイスが並んでいたところにイスはなく、銀行のATM前みたいな簡易の仕切りで蛇行する列がつくられていて、「気分の悪くなった方はお申し出ください」「先にトイレをすませてください」「脱水症状をおこさないようにしてください」「酸素がたりなくなるので、前の人と少し空間をあけてください」「列のここらへんで45分から60分かかります」


こんな注意書きは要らないので、イスを並べて番号札渡してくださいよ。そしたらトイレだって時間の余裕をみて行けるし、年寄りだってずっと立ってなくてすむよ。っていうかもう申告始まって十日以上たってるのに、なんでこんな泥縄のまんまなの。改善してくださいよ。


一時間待たされて何が行われるかというと、書類の確認だけ。でもって次にあいたパソコンの前に連れていかれて、「ここで自分でやってください。わからない時だけ呼んでください」


わかるわけないだろ!!!!


いや、私なんかまだマシで、書式通りに打ち込んでいけばいいんですけど、母はいきなり「暗証番号を設定してください」って言われてキョトンとする始末。そんなもの用意してこいとかいわれてないし、パソコンを触ったことのない70超えた年寄りに「英数字を含む8桁以上のパスワード」とかいって、すぐに思いつくわけないだろ!


前はどうしていたかというと、番号順に呼ばれて、担当の人が書類を確認、質問されたことに答えていくと、職員さんが目の前に置かれたパソコンにデータを入力していって、「間違いないですか?」と訊かれて「OKです」になるとおしまい。出力された用紙にはんこを押すだけです。待たされはするけれど、後で指定の口座に還付金が(もうたいしたことない額ですけど)振り込まれて、申告した医療費は市県民税の時に考慮されるので、行く意味も待つ意味もあるわけです。


なのに、いまの税務署のコーナーがやってるのは、単に並べたPCにe-taxのページを表示させて、そこで自分で打たせてるだけなんですよ。なんのために1時間以上も立って待ってなきゃなんないの。必要だって言われた本人証明書類も要らない、はんこも要らないっていう。明細書つくってないので領収書をまるごともっていったのに、「領収書は要らないので返します、とっといてください」って言われるし、事前の説明とことごとく違う。


じゃあ、来年から自力でやろうと思ったら、カードリーダーが必要ですって書いてある。
「カードはどれを使うんですか、どこで借りるんですか、買わなきゃいけないんですか」ってきいたら、「今日お渡しした番号と暗唱番号でできます」って嫌そうな顔で言われる。
しかも、申請したあと、結局「証明書類は、税務署に郵送するか、窓口に持ってきてください」って書いてある。パソコンだけじゃ完結しない上に、住所も送付先がどこかも書いてない。


やる気、あるのか……!!!!


本当に疲れました。