9日め。一番大事に思ってるもの→
満潮音さんはマザコンです。ですからお母さんです。いろいろ複雑な気持ちを抱えているだろうに、おくびにも出さずに可愛がってくれた母親には、まったく頭が上がらないし、すごく大事に思っている。なので「ソロモンの指輪」でめちゃくちゃショックを受ける場面を書いたわけです。あそこで満潮音さんはちょっと弱くなった。
ここで「知恵蔵叔父さんは大事じゃないんかい」って自分で突っ込みをいれたいところなんですが、彼と母親を天秤にかけたら母親を選んじゃいますからね……。まあそれを考えると、今ではパートナーが一番、といってもいいのかもしれません。
https://twitter.com/narisama_cmbot/status/1298164936963526656
(@todomaguro0さんのお題です)
えー。
8月22日に出た『傍らにある無色の星は』記念アンソロジーに書いた「そらごと」にメルコさん(@melco_58)が感想を下さったので、以下、貼っておきます。
鳴原さんの両想い三吉にいつも救われているので安易なんてことはないのですよ!!!
アンソロに寄稿されていらっしゃったお話も、お互いへの気持ちの表し方が詩的でめちゃくちゃ沁みました…特に鳴原さんの描かれるお話の刑部と三成の会話はオトナというか、2人の関係の深さと長さを感じられるようで、あの慣れた感じがとても好きです…知識の深さにも感服です…! 歴史小説じゃん…歌の響きも内容も格好良すぎてめちゃ痺れました… しかも皇ドラマ√〜っ!この解釈色々聞きたいマンなので鳴原さんのお話で読むことができてとても嬉しいです…!
また寿命が伸びました…皇ドラマは刑部の清濁ぜんぶ詰まってる感あってわたしもいつか描きたいな〜!と思っているのでめちゃくちゃハッピーになっちゃいました…!
ゲームのセリフからの引用も絶妙で、ずぶずぶに惹き込まれます…
刑部の公式和歌だったのですね…! 私も鳴原さんのお話で読めて嬉しいです
https://twitter.com/melco_58/status/1300818088451911680
https://twitter.com/melco_58/status/1300818477519785984
https://twitter.com/melco_58/status/1300971013782421504
これはめちゃくちゃ嬉しかったです。今まで大谷さんのアンソロはテーマとか縛りがあったんですが今回は特になかったので、内容についてはいろいろ悩みましたので……。
タイトルの「そらごと」ですが、高校生の頃、古典の文法本を読んでいて、「あなこころう。そらごとおぼしめすか」っていう例文を見つけて、「いいフレーズだな、いつか使いたいな」と思ってたんです。で、今回タイトルにして、大谷さんに言わせてみました。まあ、戦国時代の言い回しじゃないんですけど(もっと古い)。
三成の歌については、出陣歌といわれている《散り残る 紅葉はことにいとおしき 秋の名残りはこればかりぞと》で、「からくれなゐ」という短編を書いているのですが、大谷さんの有名な歌ってほとんどなくて、本当によんだことがわかっている、厳島神社奉納和歌の場面を作中に取り込んでみました。年代も正確ですよ(ただし秀吉を迎えたのは毛利さんの孫ですけど)。
あと作中のおまじないについては、吉野裕子著『日本古代呪術』を参考にさせていただきました。なので大谷さんの嘘八百(そらごと)ではないです。これはすごく面白い本でした。ちょっと難しいんですけどね。
「そらごと」の意味が最後にくるりと入れ替わるように書けたので まあ細部は目をつぶっていただくとして 大谷さんアンソロの寄稿作品としてはそこそこ書けていると思いますので、三吉の民の皆様、よろしかったら読んでください。
大谷吉継プチオンリー『傍らにある無色の星は』開催記念アンソロジー - BSR刑部プチオンリー『傍らにある無色の星は』事務局 - BOOTH
あ、メルコさんの御本とかグッズはこちらで購入可能な模様です。
新刊の『菫』、ものすごくbsrの三成と大谷さんなんですけど、ファンタジックで素敵な御本でした……!