世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

テキレボEX2「あなたの書き方、教えてください!」に参加中です。

拍手ありがとうございます。

今日は創作記事です。一応。

 

テキレボEX2アンソロジー企画『あなたの書き方、教えてください!』 | ワシズのーと

https://swgateway.com/wp-content/uploads/2021/03/ilovepdf_merged-4.pdf

https://swgateway.com/wp-content/uploads/2021/03/plot.pdf

ワシズアユム(@ayumu_washizu)さん主催の、創作エッセイ企画に参加させていただいております。

 

で。

 

#1 美少女探偵美咲 青空のディスタンス | 美少女探偵美咲 - 鳴原あきらの小説シリーズ - pixiv

こちらについてのプロットシート(というか簡単な覚え書き)を提出したのですが、編集の関係で2枚目が見られないようになっている模様です。

 

で、長くなりますが、プロットシートの原文を貼っておきます。

どなたかの参考になるかわかりませんが、何か書く時にこういうメモをつくってんのねっていう感じで……これは人に見せるためのものなので少し整理していますが、通常も、一太郎のファイルにある程度、こういうメモを打ち込んどいて、そこからかきのばしていくのです。

 

以下、プロットシート→←→←→←

 

鳴原あきら『美少女探偵美咲 青空のディスタンス』覚え書き(プロットシート的な何か)

 

 ●目的
 
 →pixiv百合文芸の締め切りが月末でもう二週間ぐらいしかないが新作が書きたい。
 →自分の作風を紹介できる、比較的気軽に読める物を書きたい(内容は重くても可)。
 →懐かしい感じのジュブナイルミステリ形式の百合はどうか?
 →日常の謎はずっと書いていて、あまり成功していない気がするが……(私の最初の日常の謎物は1987年5月発表の「るすばんこまち」で、北村薫の『空飛ぶ馬』の単行本化より早い←なんの自慢? 参考リンクhttp://www5f.biglobe.ne.jp/~Narisama/rsbk.HTM
 →基本は domestic dilemmaの解消。家庭の密室物。
 →小ネタで他のシリーズには使えないタイプのものを使う(いくつかストックあり)。
 →応募規定から5000字以上でなければいけないが、時間制限もあり、あまり長くはかけない。
 →本人はあまり意識していない(ようにみえる)が、読者が百合とわかるように書く。

 

●キャラクター
 
 →基本は、探偵役・語り手・依頼人(なんらかの解決を要する人)の三人+α。
 →キャラメイクを深める時間が無いので、新キャラだけれどもプリセットの幼なじみ(いつものツンデレ美人)とその友人、クラスメートか近隣の人のパターン。中二。
 →名前。探偵役は緑川美咲。語り手は明石紫乃(ルビがなくても読める名前で、いつものキャラと近似で)。緑と紫は補色。そしてgay color。
 他のキャラクターの名前はそれに類する形で。たとえば紫乃の名前は「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」から来ているので、中大兄皇子からとるとか。
 →美咲の設定。頭もいいし美人で行動力もあるが、口が悪くて友人が少ない。資産家の家に生まれ、父は発明家・母は建築家・年の離れた兄は有名大学生。彼女自身も器用だが、親から期待されているかというとまた別で、そこに強いコンプレックスがある。育ちがいいので今時の子にしては言葉遣いは丁寧だが、基本的に一人称を使わない。なぜなら……。
 →紫乃の設定。小学生の頃からの友人で美咲が好き(二人の裏話については番外編的にやりたい)。できれば美咲に友人が増えてくれたらと願っている。頭の回転は悪くないが、ちょっと天然ボケで、美咲に一目置かれている理由を理解していない。

 

●タイトル

 →シリーズタイトルを「美少女探偵・美咲」にする(美がかぶってるけど気にしない)
 →すでに『美少年興信所』シリーズがあるのに美少女もやるのか?
 →いにしえのナンシー・ドルーだって美少女探偵の冠がつくんだから別にいいだろ。
 →西尾維新に美少年探偵団があるけど(乱歩のパロディ)、美少年興信所の第一話は2005年なので私の方が早い(←関係ない)
 →時期的にコロナが外せないので、タイトルも流行の言葉を入れたい。
 →第三話用に考えていた、空の話を第一話にもってくる。検索をかけると「青空の下のディスタンス」という演劇があるが、今回は「青空のディスタンス」でどうか。
 →呪いの家(仮)と不在の影(仮)は、もう少し調べ物が必要なので、ネタが固まってからタイトルをフィクスする。50枚ぐらいで書けるか?

 

●流れ 

 ある事件が発生し、原因が解明され、それは起こらなくなるというパターン。
 →話のきっかけは紫乃のクラスメート。その家の裏に問題の人間がいる。同世代だと、クラスメートか友人でないと不自然なので、三つぐらい年下にする。小六ぐらいならラミカ看板ぐらいはつくれるはず。一度味をしめて再演している?
→他の人物を出すかどうか。もし枚数が許せばボランティアで家を探る展開とか。支援センターだと情報をもらすまい。近所なら、親がいろいろ事情を知っている可能性の方が高い。あとは町内会長にきくとか?

*いたずらされて、行くところがなくてこまったよ。寒いから図書館に行ったよ。
*えらいね
*それはいい話ってニヤッとする美咲。そういうことをやめてほしいと思う、紫乃

*お風呂シーン(ここは伏線なのでちょっと長めに)。窮屈な日常と気晴らしについて書く。二人の関係も。
*美咲からデートの誘い。いい話と行った理由を知らされる。
*デート先でくだんの人物に出会う。

紫乃が推理を迫られる
*しめくくり

 

●反省
 
→トータルで原稿用紙30枚になった。応募規定の最低限文字数の倍の長さ。
 誤字脱字を直すのはもちろん、もうちょっと補足説明が必要なところに足していった方がいい。
 紫乃が推理するヒントをもらえる場面を増やすべきだが今回のは無理だろう。
 キャラメイクは成功してるようで、美咲はいい子認定してもらえた。
 背景説明話で補強していく。また、再録時に他の話とともに調節する。