世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

デパペペのインストde委員会


先週に引き続き、相愛大学の学祭を楽しむ二人。
明るいから、ライブの前なんだろうなあ。
徳岡さんは、ペンダントに眼鏡をひっかけてますね。
二人、並んで歩きながら。


三浦「あんまりこう学園祭をね、去年もまわったはまわったんですけど、(己の胸に手をあててつつ)やっぱり大学生活をしてないので、もちっとねすごい、このね、この機会にキャンパスライフを……」
徳岡「(ひきとめる)ちょっと、ここは素通りできんでしょ(苦笑)。ここ着物きとる人がいるんすから」←さすが徳岡さん、軟派やね。
確かに白いテントの下、机とパイプ椅子が並んだところに、着物の女性が何人か。
三浦「茶道部の、お茶会をしてるんですか?」
徳岡「茶道部?」
三浦「(お湯を沸かしているところを指して座ろうとして)あ、こういうところですか?」
生徒「こちらは床の間で(奥をさして)そちらです」
徳岡「そこは違うやろ」
三浦「違うか」


二人、パイプ椅子に座って。


三浦「お茶なんか初めてですよ、僕。うまれて」
徳岡「抹茶?」
三浦「抹茶」
徳岡「知ってる?(お茶碗を回すポーズをとって)」
三浦「すするんでしょ?」
徳岡「なに、すするって」
三浦「なんかあの、ね」
先生「(奥の垂れ幕から顔を出して)いいですよ、経験していってください。なんでも勉強です」
三浦「そうですよね、ありがとうございます。すごいなあ(期待に思わず、口元にえくぼを刻んでしまう三浦さん)」


お茶をたててくれる学生さん。


徳岡「あれっすよね、これ知ってますよ。千利休の本よんだんすよ」
三浦「(驚いて笑う)なんでそんなの読んでんすか」
徳岡「熱い煮えたったお水に、水ちゃう、お湯に、いっかい冷たい水を入れて」
三浦「へえ」
徳岡「そしたら香りが全然違います」
生徒「違います」
三浦「(椀の中をみて)わ、クリーム色になる。クリーム色ってかなんてんですかね、クリーミーな色になるんですね、緑でも」


お茶を出される三浦さん。


三浦「あ、これ一人用ですか。わ、結構でかいんですね器が」
徳岡「スーパーマリオみたい」
三浦「飲む時の作法は……」
生徒「飲むとき一度、あの、いただいてもらって、それで一回まわして」
指輪をした掌で、茶器を包み込む三浦さん。
徳岡「どっち回しすか?」
生徒「えっと、時計回し」
徳岡「時計回し、一回」
生徒「それでもう飲んでいただいたらいいかと」
いわれたとおりに飲む三浦さん。
徳岡「三回まわしたりするとかって、あんなの迷信すか?」
生徒「流派の……」
徳岡「流派によるんすね」
三浦「ん!(びっくり顔で)思ってたよりすごい飲みやすいですね。もっとすごい、苦いもんやと思ってました」
生徒「結構甘いんですよ」
三浦「ねえ!」


徳岡さんもシリアスに、いただきます。


徳岡「(笑って)うん」
三浦「(苦笑)コメントないんすか」
徳岡「(もう一口)……ちょっと……おいしいね」
三浦「おいしいです?」
徳岡「うん」
先生「(奥から)そうでしょう」
三浦「おいしいです? ですよね?」
徳岡「先生ですか?」
三浦「やっぱりたてかたがよかったら、ニガなかった?」
先生「そうそう、今回はね」
徳岡「先生、顔だけ出して……先生はあそこに?」


通ぶってる徳岡さんの方がだらしなくて、予想どおりでいい展開でした(笑)。
三浦さんが、初めてのお茶席が楽しくて仕方ないらしく、ずっと笑顔だったのもよかったです。