世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

引き続きMovie Walker「巌窟王」


アルベールと伯爵対談が新しくアップされてるんですが、福山潤がイイこといってる。
フランツについて語ってください、と言われて、だいたいこんなようなことを。
「フランツにとって、アルベールが、そんなに救いだったのか、どうなのか。……好きだとか愛だとかそういうものじゃなくて、どうしてそこまで至ってしまったのか、心情的にどうそこまで大きくなってしまったのか、興味がありますね。約十年ぐらい一緒にいたっていう中でつちかってきたものの中であるんでしょうけど、なりふりかまわずアルベールのために、ユージェニーのために……というのが行動としてでる人。人間ぽくない。一番人間らしいかもしれないけど、自分の我欲があんまり見えない」
そうなんだよ。フランツってお約束なんだけど割と特殊なのよ。
「心情的にどうそこまで大きくなってしまったのか興味があります」というあたりに役者魂を感じたのでした。単にイイ友達で、で終わらせるんでなく、二人のヒストリーを考えながら演じているんだなあ、と(基本?)


そういやオフィシャルブログは、関智一のコメントの次が秋元さんで、「狙ってるんだやっぱり」と思ったことですよ。秋元さんが人は親から逃れられないものなのか的なコメントをなさってますが、いや、原作のノワルティエさんはフランツの父親闇討ちして、それを息子の前で自慢するようなとんでもない人ですから。あんな親もったら、そりゃ保身しなきゃホント死んじゃうから。大変よ。アニメはナポレオン抜きで話がすすんでるので、なんであんなにヴィルフォールが慌てるのか今いち分かりにくいですが、逃れられるもんなら逃れたいし愚痴りたいよ。なあ。