世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

ここんとこのスカルマン



ただその孤独な境遇ゆえに、幼い二人は身を寄せあっていたはずだった。
長じてそれぞれ、別の女性に淡い思慕など寄せながら、片方は町を出た。
大人になり、再会を果たした二人は、互いに変貌をとげていたが、かつてのように親しく行き来した。
だからこそ隼人は、驚愕した。
憎むべき異形の者と思っていた腕にさらわれた瞬間、その正体に気づいて。
それは、けっして忘れえぬ肌。
かつて自分を愛した男の。今もかばい、守ろうとしている、友の身体だ。
怪人の行為をとめるためには、二人きりで会わねばならない、と隼人は決意する。
だが、傷ついた神崎の口唇からもれた言葉はあくまで、「おまえを汚したくない」
そう、彼らはもう引き返すことはできなかった。
ならば、かの遺志を、継ぐのは――。


ダーーーーーーーーッ!
なにこのBL話。
私の勝手な要約が、捏造でないあたり。
まさかブチが、こんなストレートな腐女子展開をかますとは!


スカルマンの正体が元カレと完全にはっきりした瞬間は、ほんと「やられた!」だったんですよ。
考えてみれば隼人は、なみ姉が死ぬ前は偽スカルマンとしかやりあってないし、本物もマスク装着するとすっかり声もかわりますから、今まで気付かないでもよかったわけです。
だけどタンデムしちゃったわけで、それでも気づかんものかな、と思ってみてたわけですが。
やっぱ、わかってたよ……だてに元カレじゃなかった。
夏祭りで、神父×記者本が氾濫するさまが目に浮かびます!(笑)
どうりでヒロインが恵ちゃん(キリコ)だったわけだ。最初から最後まで“むくわれない妹”ポジションにすえる気だったわけですね。
それにしても、ほんとにブチの好きそうなものだけで構成されてるからなあ。
まやさんのかけられてた十字架のデザインもなー。
戦車が動き出したシーンで「パトレイバー?」って呟いたのは、ナイショでもなんでもありません。


だからこそ、元カレって展開は……おもいつかなんだよー。
それにしても、あと二回かあ。
いけそうですね、最後まで。