世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

洗い替えがないのでユニクロに飛び込む羽目になった


昨年末、ユニクロに行くのをさぼっていたら、駅前にある一番便利なお店が閉店してまして。
しかし、一本ジーンズをダメにしてしまい、洗い替えが足りなくなったので、もうちょっと遠い、駅の向こうにあるユニクロへ。


裾の直しをしてくれたお姉さんが、実に感じのいい、真面目そうな人で。
位置決めから、縫い目の説明まできっちり(基本的に同じ説明するそうですが)。
こんな大型店の隅っこで、レジからの電話を受けて、地道に一本一本なおしてるんだなーと思うと、お針子さん哀話みたいなものが頭をよぎりました。
「いや、駅前店なくなっちゃって、困ってしまって」
「新店が開店して、そちらへ移転してしまいまして、ご不便をおかけして申し訳ありません」
って、売り子さんのせいじゃないのにね、コレ。


その後、駅前を歩いていたら、鞄のセールをやってる、と書いてある。
ここのところ、去年骨折した時に買った、帆布のがま口ポーチを愛用しているのですが、きちんと蓋がしまる小さい肩掛けがもう一つ欲しいなー、と思っていたので、そっちも飛び込む。
お値段がお値段なので、いい感じのものは少ないわけですが、とりあえず、一番まともそうなのをつかんでレジへ。


レジのお姉さんの丁寧なこと。
チャック部分をぜんぶ開閉して問題ないか点検、「こちら、お色がきれいですよね」「中もこうなっているタイプは珍しいのですが」「詰め物はいかがいたしますか」。最後はレジから出てきてお渡しです。


この人、こんな適当なセール品売り場にいる人じゃないよ。
きちんとした店舗で、ちゃんと販売員してた人だよ。


こういう人たちが経済を支えているのよなー。
なんか、背筋がのびますよ。


自分が、職業人としては相当いいかげんなので……もうちょっと、しっかりしようよね。