世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

金原瑞人さんが私費でこんな素晴らしい企画をなさってた

narihara2017-12-18



金原瑞人(かねはら・みずひと)さんは、金原ひとみさんのお父様で、翻訳家・児童文学研究家として有名な方ですが、一昨年から私費で、海外の作品の紹介冊子をつくってらっしゃいまして。

http://www.kanehara.jp/bookmark/


「BOOKMARK(ブックマーク)」という小冊子を創刊しました。


 「もっと海外文学を!」「翻訳物はおもしろいんだ!」と主張する冊子で、名前は「BOOKMARK」です。年に4冊出していければいいなと考えています。


 ぼくと同じように翻訳をしながらヤングアダルトむけの本の書評を書いている三辺律子さんと、昨年ラボの翻訳大賞でいっしょになったときに、海外小説の紹介冊子を出したいという話が持ち上がり、イラストレーターのオザワミカさんの協力を得て形になったところ、本の営業をしている酒井謙次さんが大々的にバックアップしてくれて、いよいよ発進しました。


 サイズは、CDケースの大きさで、全24頁。フルカラーで、1頁に1作ずつ、合計16冊紹介する予定です。表紙やデザインはオザワミカさん。


この最新号である、第10号『わたしはわたし、ぼくはぼく』(2017年12月発行)で、パトリシア・ハイスミスの『キャロル』の紹介文を、柿沼瑛子先生が書き下ろしてらっしゃいまして。


本屋さんでは無料でもらえるようなので、配布店がお近くにある方はそちらで、通販を希望される方は、年明け9日から受け付けるそうです(送料は負担)。


見せていただいたんですが、基本書から最近の本まで広く選ばれており、「さすが」と思います。ぜひご覧ください!