世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

更新、すこしお待ちください……

というか待っていただくほどの長さの物でもないのですが、ここのところ残業続きで、家に帰ると目を開けているのもつらい状況なので、日曜日のうちに更新ができていたらいいかな、ぐらいのつもりで……お待ちください……。

 

☆今日のメモ

 

「宇宙の香り」を再現したシャワージェルが登場!! キラキラのラメに包まれて夢見るバスタイムを過ごせそう♪ | Pouch[ポーチ]

宇宙の香りって何、真空で匂いってするものじゃないよね?と突っ込みをいれるのは野暮なんでしょう……しかも、ラメ入ってるのか……残り湯を洗濯に使えない系ですよね(くっついてしまう)……そうじゃなきゃちょっといいな、と思うのですが……。

 

「巌窟王」1~8話上映会 - 2019/12/03 20:00開始 - ニコニコ生放送

時々、巌窟王の感想で検索をかけてこられる人がいるような?と思っていたら、再放送してるんですね……というのは前にも書いたかもしれませんが、一挙放送があるみたいですよ。一番悪いのが主人公の親っていうすさまじい結末ですが(ネタバレがすぎる?)有名なSFのオマージュでもあるので、興味のある方はどうぞ……。

 

篠田真由美お仕事日誌

2019.11.29

岩崎版『ルパン・エチュード』では、悪意に耐えられぬ無垢の天使ラウール・ダンドレジーの第二人格としてアルセーヌ・ルパンが出現する。彼の母はアルセーヌの存在を認識してくれなかった。ところがラウールを愛したクラリスは、アルセーヌを独立した存在として認知することができる。一方、悪としてアルセーヌを出現させるジョセフィーヌは、この二重人格を信ずることができない。それは彼女自身、善悪を仮面として使い分けているからかも知れないが、ここでクラリスはジョセフィーヌに優越する。
かくして、ラウール・クラリス 対 アルセーヌ・ジョセフィーヌ という擬似四角関係が成立し、物語を駆動することになる。南版ではクラリスはまったくの脇役で、ルパンに対してほとんど影響力を持っていないし、宝探しのもう一方の勢力であるボーマニャン一味も印象が薄く、物語はもっぱらジョセフィーヌとルパンの闘いにそって動くので、子供にはその方がよほどわかりやすいし楽しめる。しかし原作は明らかに、「ルパンはいかにして怪盗ルパンとなったか」の由来譚であり、彼が恋をしては悲劇的に相手を失いながら、なお救済の聖母マリアとして女性を求めずにはいられない、その心理の起源までもを明らかにすることになっている。
一度は手に入れて、飽きた玩具のように見捨てようとした恋人、悔い改め、改めて我がものとしたクラリスは産褥の床で死に、その愛の形見はジョセフィーヌに奪い去られた。ルパンの活躍はそうして失われたものを埋めようとするあがきだった。
『ルパン・エチュード』は原作『カリオストロ伯爵夫人』のそうしたエッセンスを過たずすくいとりながら、怪盗ルパン成立の謎をより深く読み解こうとする試みであろう。第二人格としてラウールの救い手でありながら、ラウール当人にも認識されないアルセーヌが、彼を彼として認めたニコラ・ヴァトーという友人と、彼を受け入れてラウールとの橋渡しになろうとするクラリスを手に入れ、怪盗ルパンとして走り続けることを決意するのが4巻のラストだ。
ジョセフィーヌの心の病と、ルパンに対する執着も、原作以上に深く描写されている。しかしその彼女が、アルセーヌにとってもっとも重要なこと、「彼は彼である」を理解しないという一点において、原作ルパンの身勝手な恋の終わり方よりも、ふたりの関係破断の宿命性が強く描き出されているといっていい。そして、やはりアルセーヌは残酷である。彼もまたジョセフィーヌの傷の深さを甘く見て、彼女にとどめを刺さぬまま立ち去ることになる。
しかし原作の読者は、さほど遠くない将来に待ち受ける恐ろしい未来、クラリスの死と息子の誘拐を知っている。クラリスによってこそ、アルセーヌはラウールと一応の和解を成し遂げ、たとえ半分の時間であっても自分も自分として生きる、という権利を得た。しかしクラリスが失われれば、この和解も崩れ落ちるのではないか。ラウールは天使性を失ってアルセーヌに吸収されるか、消滅するか、あるいはふたりの人格が統合して新しい人格となり、それが我々の知るアルセーヌ・ルパンとなるのか。だがそれは二重人格の治癒としての統合というより、極めて苦悩に満ちた無残な誕生ではないか。
岩崎陽子の構想は4巻ではまだ達成されていない。

岩崎陽子なのでどう展開させるかわかりませんが、続きを描くつもりではいるとのことなので、期待して待つしか……。

 

菅原文太さんが生前に語っていた俳優引退の理由と「小さな抵抗」【没後5年】 (1/5) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

文太さんはいいこというなあ……というか、まあ言葉に重みのある人生を送ってきたからっていう話ですが……。