世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

ちょっと復調してきたので


古い原稿を直したりしつつ新しい物を書いたらちょっと元気に。
今のストレスは原稿が進んでいないからだということを思い知ります。
がんばれや。


掲示板にも書きましたが、委託先から『THE GHOST IN MY ROOM』が帰ってきました。
それがね。
どの本も新品同様で。
どんなにきちんと保管されていたのか、よくわかりました。
ありがとうございます(深々とお辞儀)。
預かり物、売り物なんだから当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、プロだってきちんと品質管理のできない人だっているんだからね。


新しく袋詰めしなおしながら思ったのは、「オレもっと一冊一冊丁寧に売らなきゃ」ということでした。スキルとかそういう問題じゃない。作品に注いだ時間と勉強の量を、売る時にも反映させなよ。愛だろ愛。いつまでも同人初心者じゃないんだから、いくら自分がアレでももうちょっとなんとかなるでしょう、と。そうじゃないと失礼だ。手伝ってくれた人に、買ってくれる(た)人に、そして昔の自分に。


『THE GHOST〜』はラルク復帰シングル「虹」にカップリングされていた同名の曲と、実際にあった複数の事件をモチーフにした長編で、サイトにアップされているAシリーズとはちょっと違うテイストのものです。高橋さんのイラスト(表表紙は空の鳥かごを抱えているA、裏表紙は鳥の羽が散る中で目を閉じているA)に表現されるとおり、「喪失感」をテーマにしています。時間がたってしまえばそれは癒やされるものであり、茶番になってしまったりもしますが、その「感じ」に突き動かされて書いた当時の自分を思うと、「今の自分はなんだ! もっとしっかりしろ!」と思う訳です。テクニック的にも内容的にも、当時より更に深い場所へ降りていかねばならないというのに、何をもたもたしているのかと。


一作一作に愛を!