世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

巻き込まれ系+不健全


さて本題。
話題の作品で面白いと評判なんだけど、最初からどうも読めない(見られない)、ある種のマンガ・アニメ・ライトノベルがあります。
共通項はなんだろうか。
もともと「突然巻き込まれ系」「逃れられない宿命系」は苦手という自覚はあったのですが、しかし「主人公がとつぜん異世界に放り込まれた」というタイプの話でも、受け付けるものと受け付けないものがあります。
じゃあ何がいやなのかというと、たとえば「主人公は現実世界(今の生活)でひどい目にあっていて、異世界(別の場所)へ逃げ込んだら、そこでもっとひどい目にあうようになった」という展開がだめなんです。
だって。
かけらも救いがないじゃん……。


どこかに健康的なものが欲しいらしいですよ。
「これは宿命でなく自分の意志で選んだことだから、悔いはない」「よりどころになる愛情や友情をもっているから、つらいけどやっていける」とか。悲惨=殺伐、じゃない。一見平穏な場所が殺伐としているのはよくあることです。
よく「現実は甘いもんじゃないし、フィクションも現実を反映してるんだから」と言われますが、それとは別の問題な気がしてね。


いや、私の嗜好の話なんで、ほんとひとりごとなんですけど。