世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

いつもと違う時間帯で何日か働いていたら。


偶然、普段あんまり話をしない、外回りの若い女の子たちとお昼を食べることに。
それこそ二十分ぐらいのことですが、「えーと、何しゃべったらいいんだろう」と思う必要が一瞬たりともありませんでした。
みんな前向き。笑顔。心温まる話題。仕事上の苦労話。
いやー、会話はずむはずむ。
「(ナリハラさん、)今度から早番に固定してもらったらいいんじゃないですか」とお世辞まで言われ。
それにしても、なんて立派な子たちなんだろう……その賃金でその労働時間で、「真心をこめてお客さんとお話してます」なんて、そんなサラッと言えないよ(私は上司じゃないから、キレイゴト言う必要ないからね)。いろいろ夢だってあるだろうにさ。
腐ったり愚痴ったりしている自分が恥ずかしいね。
よし、私も笑顔から頑張ろう!(いきなり無理っぽいんだが)


だってさ、向いてない仕事とはいえ、前の仕事と比べたらうんと楽だもんね。
前の仕事の時に毎日身にしみていたことといえば、
「失われた命に対して、責任をとれる人間はいない」
「ホンモノの893は、素人さんには手を出さない(と毅然とした態度でいれば、ホンモノは喧嘩売ってこない。売ってくるのはチンピラです)」
の二点で、それはやっぱり物凄いプレッシャーだったし。
職場に16時間以上いることだってザラだった訳だし。
今は人の命を預かる必要はないし、危険な人と喧嘩しなくていいし(しちゃだめですよ)、まあ、それ以前に責任とらせてもらえないんだが。
楽だよ。
家に帰れば、ぜんぶ自分の時間な訳だし、休みは休めるんだもん。好きなことも好きにやれてるじゃん。こんな幸せなこと、ないよね。


よし。がんばろう。