世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

私にとってそれは、懐かしいこと。


先日の文学フリマで、秋山真琴さんから「文学2.0」(id:sinden:20061114#p4)という冊子をいただきました。思考の言語化と自動記述について考察した本で、すでにサイトに全文もアップされています。
自動記述の試みは、若い時期には多くの書き手が実験として通過するものかと思いますが*1、秋山さんの場合はさすが現代っ子というか、スマートに展開しているので(『シュルレアリスムとは何か』をちょっと読みたくなりますね)、好感度が高かったです。


最近の小説(特に若者向き)の流行に疎くなりつつあるので、秋山さんの書評サイトは、大変ためになります。いい作品は時代をこえて読まれる、という安心感も得られるので……。

*1:私も17〜8の頃はノートの上でやっていました。私のような無精で奥手な書き手でも、多少の試みは行っている訳で。