世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

初・新江ノ島水族館です。

narihara2014-12-01



http://www.enosui.com/ (公式サイト)


ふだんは17:00までの営業時間を3時間拡大。
夜の生き物も見られるという特別企画「ナイトアクアリウム」。
3Dプロジェクションマッピングを駆使した特別映像なども公開。


ということで、本当は夏休みあたりに行きたかったわけですが、諸事情あって、結局、行けたのは最終日となってしまいました。


えのすい」自体はそんなに大きな水族館ではなかったはずなので、まだ明るい時間と暗くなってからの対比ができそうな、16:00頃に入館。


水族館の向こう側は江ノ島の海岸で、相模湾がゆるやかなカーブを描いて広がっています。暗くなってくると、街のあかりもタワーのイルミネーションも美しいです。波の音と潮の香りです。


入り口で写真をとられます。撮影は無料で、持ち込んだカメラでも撮影してくれますが、後で「写真を買って下さい」アタックをかけられます。風邪気味でヒドイ格好をしているので、丁重にお断りして、サクサクすすみます。


時間制限があるショーなどから見てまわります。
イルカのショーは、ものすごく混雑していて、立ち見のすきまから半分ぐらいしか見えません。
イルカそのもののジャンプもすごいですが、イルカと一緒に泳ぐ4人のお姉さん達もすごい。
フレンチカンカン風の衣装ででてきて、そのスカートを広げると大きな浮き輪になり、その輪をイルカたちがジャンプでくぐるのですが、そのわっかの中にお姉さんたちが泳いでいる状態で、巨大イルカがクロスジャンプしたりするわけです。ダンサー兼シンクロナイズドスイマー兼イルカのトリーター(調教師)という、いったい一人何役ですかっていう。


その後、プロジェクションマッピングが売りの、潜水艦「しんかい2000」の展示を見にいきます。
廃船になっている実物と、コックピット内の展示、発見した生物、歴史などの説明が書かれた展示室の中で、実物の前面に、しんかい2000の歴史が、凝った映像で映し出されます。
これは、普段からやったらいいと思いました。
実際に中に入って潜る系の展示ではないので、長時間待つ必要もありませんし。


次は「深海世界のオアシス」。水族館中央にある「相模湾大水槽」。相模湾をそのまま再現したという巨大水槽の前に半分スクリーンがかかり、幻想的な映像が流れます。
この大水槽の前では、水中カメラマンが、司会者のだすクイズや、客席のリクエストに応えて、魚をアップで見せてくれたりします。底の方にしずまっているカメのアップは面白かったです(その雄の子が去年孵化して、この新江ノ島水族館で育っているとか。オスもメスも沖縄ルーツのカメなので、孵化した大多数の子カメたちは、沖縄の海へ放されたそうです)。


そして「海月の宇宙」。これはもの凄い人気で、展示ホールに入るのも一苦労。これも立ち見の人のすきまから見て、終わると追い出されるという感じ(苦笑)。みなさん、そんなにクラゲがお好きなんですね。
クラゲには脳がない、といわれた時に、ちょっとハッとしました。胃や口はあっても、まだ脳が発生していないぐらい、古い時代からの生物なんですね……触れると危険な生物という意識があったんですが、それは意図的に触る人間の方が悪いのね。


それから「ウミガメの浜辺」。トリーターさんが、カメのお話をしてくれます。
ウミガメは寒い時期には展示できないのですが、改装した際にボイラーをいれて、水槽内の水温を25度に保って、冬でも見られるようにしたとか。人工砂浜で産卵したメスも紹介されました。去年うまれたカメも別の水槽で展示されています。
ボイラーに近い方の水槽では、トリーターさんに綺麗にしてもらっているカメも。
わりと近くで見られますが、イルカと違って、特に芸を見せてくれたりはしませんでした。


次は「イルカのお話」。ショーをやっていたところで、イルカのトリーターさんが豆知識を披露。後ろの水槽でイルカたちは悠々と泳いでいますが、照明がつけられることはなく、薄暗い中でのお話で、これはやっぱり、夏にみたかったなーと思いました。


ちょっと疲れたので、小休止、アイスクリームを食べました。コンビニで前売り券を買っていったので、100円の割引がありました。味は普通。モコモコ着込んでいたので食べられましたが、冬はあったかいものがいいかもね。


館内は一方通行の箇所があり、見逃してきたところを見るには一度外へ出て再入場してください、ということだったので、手に再入場スタンプを押してもらって、入り口から入り直します。


見逃していた3Dプロジェクションの「ウェルカムマッピング」「生命の波」「海中生物との戯れ」を見ます。これは暗くないと意味が無い映像で、ナイトアクアリウムならではでした。


その後、「ペンギン・アザラシ」の展示、「今上陛下のご研究コーナー」、「クラゲファンタジー」展示、「なぎさの体験学習館」をさっくり。
体験学習館は密度が濃く、ちょっとした博物館レベルです。
時間があったら、丁寧にみたかったです。
お子さんの夏休みの自由研究とか、参考になるんじゃないでしょうか。展示そのものにいろいろと工夫があります。


いやー、めちゃくちゃ混雑していて、4時間かけても、ぜんぶまわり切れたとはいえませんでした。
世の中にはこんなに水棲の生き物に興味のある人がたくさんいるんだなーと思いました。
カップルや家族連れの人も多かったですが、皆さん展示に夢中です。
私はカクタチイワシ(?)の群れの動きやウミガメの泳ぎに、ちょっと癒やされましたが、ぜんぶ写真にとりまくるほど、夢中になれてはいなかった!


ナイトアクアリウムの時間だと見られない展示(川魚のジャンプとか)、暗くてよく見えない展示もありますので、やはり、明るい時間からいってみたいですね。半日は、ここで過ごせると思います。


というわけで、今年のナイトアクアリウムは終わってしまいましたが(来年もあるのかな?)、お好きな人は、お泊まりナイトツアーもいいのかもしれませんね(じゃっかんお値段がしますけれども http://www.enosui.com/overnight.php


ほんとに混み合っていて、正直、まともなお土産を買うヒマも、ありませんでしたよっと……。