世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

kkboxのチャット、見てきました。


4日、DEPAPEPEのチャット日だったので、ちょっと見てました。
いろんな曲が流れたり(全32曲)、写真がアップされたり、こぼれ話などもあったりで、それなりに、面白かったりはしたんですが……。


つ、疲れた(汗)


ほんとうに疲れた。


下手するとライブより、情報をおっかけきれないかもしれない……です。


ところで、10月、kkboxさんで二人がインタビューに答えているということなんで(動画あり)、メモとして、はりつけさせてもらいます。写真や動画は元のページでごらんくださいね。

http://www.kkbox.com/jp/ja/column/interviews-84-28-1.html


「インストをポピュラーに」。音だからこそつながる気持ち−DEPAPEPE


2014-10-31


徳岡慶也と三浦拓也のふたりによるギターインストゥルメンタルユニット、DEPAPEPEアコースティックギター2本で奏でる、さわやかなメロディが印象的で、歌や詞がないにもかかわらず、世界観がしっかりと広がっていく。そんな彼らが掲げるのは「インストをポピュラーに」というキャッチフレーズだ。その言葉が持つ意味とは一体どんなことだろう。「音楽」そのものについてふたりに聞いてみた。



物語に寄り添う音楽


2002年に結成し、2005年にアルバム『Let's Go!!!』でメジャーデビューした彼ら。そのデビューアルバムは、インストゥルメンタルアーティストのデビュー作品として、日本音楽史上初のオリコンベスト10内7位にランクインした。これまでテレビやCM、アニメなど、数々のタイアップ曲をリリースしているので、曲を聴けば「あっ」と思う曲がたくさんあるはずだ。そこに彼らの魅力のひとつがあるのだと思う。ギターインストということで、もちろん歌詞はない。だから、言葉で頭が覚えている音楽ではない。だけれども、曲のワンフレーズを聴けば、ふわりとすぐに曲のイメージが広がる。身体が覚えているのだ。


「最近、電車で人や景色を見ながら曲を聴くのが好き」と徳岡は話す。「例えば景色に曲を合わせるんです。そうするとストーリーが生まれてくる。人でも同じです」。歌詞という言葉で世界を限定しないからこそできる聴き方だ。同じ切ない曲調のものでも「彼女に振られた」という歌詞の曲を、故郷を離れる電車からの景色の物語にはできない。でもDEPAPEPEの曲はどんなストーリーにも寄り添える。徳岡は続けて「その人が主人公なんだから、音楽がメインじゃなくてもいいんです。ときにはBGMになればいい」と言う。もちろん、音楽そのものを楽しむという音楽をメインにした聴き方もあるだろうし、でも「生活のなか、どのシチュエーションでも音楽は鳴っていていい」(三浦)のだ。


ギターが歌うメロディ


でも歌詞があるから、ないから、といったことは本質ではないのかもしれない。なぜなら彼らの音楽は”歌う”からだ。ギターがメロディを鳴らし、歌うのだ。最新アルバム『Kiss』は「メロディに特化した部分がある」と徳岡は語る。声がなくても歌があるのだ。「でも」と続ける。「人の声では歌えないメロディもあるんです。耳には歌と同じようになじむんですけど、口ずさめない。それがギターならではのメロディ」と話す。キャッチーで印象的ではあるけれども、口ずさめない。だから余計に身体が覚えているのかもしれない。耳に残るメロディという言葉は、ポップソングの紹介でよく見かける。なんのことはない、DEPAPEPEの曲だって、同じなのだ。そう、歌詞があるないというのは本質ではないのだと思う。


音だからつながる気持ち


音楽に国境はないとは言うけれど、歌詞にはやはり国境がある。でもやっぱり音には国境はない。彼らが結成当初やっていたストリートライブでも、最初に足を止めてくれたのは外国人だったという。DEPAPEPEは台湾や韓国をはじめ、タイ、シンガポールでもCDをリリースし、海外でも人気が高い。11月から行われる、ニューアルバム『Kiss』をタイトルに冠したツアーはASIAツアーと称し、台湾や上海などアジアでの公演も予定している。音楽には国境はないのだ。音に合わせて、それぞれが物語を作ればいい。言葉ではなく、音だからこそつながるのだ。だからきっとDEPAPEPEの掲げる「インストをポピュラーに」というのは、すぐそこにあるのだと思う。