モーメントとかにして、まとめておこうかとも思ったのですが、割と散発的にいただく予感がしていて、とりあえずお二人分を。
ひざのうらはやお (twitter id:houhounoteiyudetaro)様
http://houhounoteiyudetaro.hatenablog.com/entry/2017/09/05/000152
「お母さん」 著:鳴原あきら(恋人と時限爆弾)
もう、すさまじい作品。かなりの「ごうがふかいな」を感知したわけなんですけど、本当にダークな意味での「ごうがふかいな」とはまさにこの本に収められている感じです。めちゃくちゃ簡単に言うと母と長女の確執、にもならない、というのは語弊があるけれども、まさに背負った業の深さ(ごうがふかいなではない)からくるわだかまりのような息の詰まる攻防が繰り広げられているといった感じでしょうか。この作品を読んだ人の中には「いや、攻防というか一方的な攻撃じゃねえの?」と思われるかもしれないが、それはどちらかのサイドに立っている状態での見え方にすぎない。「お母さん」の行動は確かに攻撃に見えるかもしれないが、一種の過剰防衛ではないかとぼくは思う。中編と呼べるほどの分量ではあるがその中に詰まった闇は濃厚にして普遍的。
ちなみに、このシーズンで発覚した、ぼくの評点時のくせのようなもののひとつに「72の壁」というものがある。すなわち高評点のものであっても72点を超えることは難しい、という統計的事実だ。この作品も実をいえばその壁に阻まれたもののひとつである。つまり、現時点ですら、上位3作品はその壁をクリアしたものしか残っていない、ということでもあるのだが。どれほどまでに熾烈を極めるんだ、あまぶんシーズン。
ひざのうらはやおさんは、テキレボで「ごうがふかいな」展を開催予定で、それであまぶんでチェックしてくださっていました!
ありがとうございます。72点を頂戴しました(70点以上をとるのは至難の業なシステムらしいのですが!)。
ちなみにテキレボアンソロにも「ごうがふかいな」感想を下さいました。ありがとうございます!
○関連ツイート
https://twitter.com/hizanourahayao/status/904721289155297280
https://twitter.com/hizanourahayao/status/905030547847516192
あとですね、宇野寧湖様からも実は感想を頂戴してまして(SSとったら満足してしまってこちらに載せそびれていました……よね?)
宇野寧湖@文フリ大阪E18/J庭く07 @unonei_mbsp 8月31日
鳴原あきらさんの「お母さん」を通販で取り寄せて、封を切るついでにパラパラ読み始めたら面白すぎて最後まで読み切ってしまった。
何言ってもネタバレになるので自粛。津原泰水さん監修だったのかー。あとがきの裏話も面白かった。
今流行りの毒母ものだけど、これが2000年に出されてたのはすごい。走りだと言ってもいいんじゃないだろうか。
吸い込まれるように読んでしまったのでオススメですよ。ネットリと怖いお母さんの話です。あの元彼がなんで別れたかのくだりが、一番ホラーだった。
https://twitter.com/unonei_mbsp/status/903161388477988865
https://twitter.com/unonei_mbsp/status/903161740870926337
https://twitter.com/unonei_mbsp/status/903162087001669632
https://twitter.com/unonei_mbsp/status/903247998565572609
ありがとうございます!
宇野さんの守備範囲の本と思っていなかったので、お買い上げ本当にありがとうございます。
そういえばお二人とも、ヒロインが元彼と別れた理由が明かされたところに反応されてましたね。なるほど!
感想をいただけるのは本当にありがたいことで……皆様には心より感謝いたします。
アンソロジーの感想なども、ツイッターでまとめていたりします!
https://twitter.com/i/moments/899943658727784448
あっ。
拍手、ありがとうございました……!