世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

本家サイトの方でも書いておきましたが。


『セックス・チェンジズ――トランスジェンダー政治学』パット・カリフィア他(作品社)が出ました。
この本に同時収録されているサンディ・ストーンのTS論文「帝国の逆襲――ポスト・トランスセクシュアル宣言」は、私が所属している翻訳勉強会で訳したものです。「訳者あとがき」をみていただけるとわかりますが、勉強会共訳で、仕上げはメンバーの一人の小川さんが行っているので、私の文体ではありません。ただ、もし、いわゆる「男性性」「女性性」というものの存在に疑問を持ってらっしゃる方は、読んでみて下さい。興味深いと思います。
これは「ポスト構造主義」の論文ですが、私に「ポスト構造主義ってなんですか?」とは決して尋ねないで下さい。私が答えられるのはせいぜい、「ラーゼフォンのゲームについてきたDVDの中で、久遠がしゃべっている台詞が“ポスト構造主義”だと思います」ぐらいのことです。しかもそれがあっているかどうかも、怪しいです(日本で発行されている、構造主義ポスト構造主義をわかりやすく紹介する本には、往々にして間違いが多いそうなので)。仕上がった訳文は、専門家のチェックを幾重にも通っていますので、大丈夫ですけれども。


まあ、そんな訳で、一応宣伝です。
「買ってみようかな」と思われた方は、【通販】コーナーにある、この本のイメージをクリックしていただけると、嬉しいです。