世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

『幻影城の時代』


日曜日、台風並みに風が強くてとても外へ出られる陽気ではないので(東海道線、止まるよこりゃ)、これ幸いと、冬コミで買った同人誌を読みきりました。
一日さぼっていた、ともいいますが。
面白かった。幸せー。


その中から一冊、ご紹介。
垂野創一郎氏編集『幻影城の時代』(緑陽社)。
通販は在庫切れ(近日中にbk1で再開)。


コメント欄はアマチュアの方もじゃっかん混じってますが、寄稿者はほんとうに素晴らしいメンバー(北原さん、見てますよー:私信*1)。
幻影城ノベルスを読んで育ってきた世代ですので、各作家の貴重な思い出話に、うなずくことしきり(松本清張が「自分は〈幻影城〉なら、ただでも書くつもりだから」と評価していた話は、さもありなん、と思いましたよ)。
「島崎編集長ってそんな波瀾万丈な人生を!」と驚いたり、「そういえば、台湾行った時、土屋隆夫の翻訳が並んでたっけなあ」とか、いろんなことを思い出しました。
幻影城」という言葉に、少しでもひっかかるところがある方は、ぜひ。
しかしサイトの通販ページ、「回顧編」「資料編」の両表紙をみせるためとはいえ、開いて伏せてある写真はいかがなものでしょうか。雑誌形式だからいいのかな?

*1:http://members.at.infoseek.co.jp/tanteisakka/ ←詳細はここで。結局、津原さんは寄稿はしなかったんですね。