世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

最近、「賢いお客さん」についてよく考えます。


優しい声で、最初から理詰めでお願いされると、ちょっと無理めの要求であっても「そういうお話でしたら、担当者と相談いたしますので、少々お待ちいただけますか」と返事をするしかない。絶対無理なこと以外は、結局やることになりますが、担当者にも「こういう事情で困ってらして、どうしても、というお話なので」と伝えやすいし、叱られないし、誰にも悪い感情は残らない。
これは賢いお客さんです。


最初から怒鳴り散らして、無茶だけ伝えられると「申し訳ございませんが、お客様のご要望にはお応えできません」としか返事のしようがない。上のお客さんとたいして差のない要求であったとしても、「できませんので」ととぼけることしかできなくなってしまうのです。直接の担当者にも「こういう困ったお客様で」と伝えるしかない。「そんな人の対応は、俺もいやだなあ」という流れになって、なおさら要求が通りにくくなる。
おどかせば人はいうことをきく、というものではないのです。
(土地柄であらっぽい人がいるのは仕方がないんですが。△□組の系列が繁華街仕切ってて、大人の男でも裏道歩けないんだから。危ないからコンビニが夜しまっちゃったりするんだから。だけどほんとの極道は、基本的に素人さんにそういう迷惑はかけないもんですよ?)


そんなわけで「自分が客の立場になった時、どっちを選んだらトクなのか」、毎日勉強しております。勉強すりゃできるってもんでもないけど。怒らないといけない場面では怒らなきゃだめですけど。


そんなわけで、仕事が嫌いなわけではないです。
木曜日は、ちゃんと予定をクリアできましたし。
後輩に迷惑をかけましたが、クリアしないとどうしようもないものなので、「今日はごめんね、明日と明後日は私がやるからね」と謝って。
なので、だいぶ精神的にはもちなおしています。


昨日今日、メール&拍手送ってくださったみなさま。
はげましのメッセージ、おともだちの楽しいエピソードなど、おかげさまで心が楽になりました。
ありがとうございます。


自分が努力したことに対しては、どんな年齢になっても、やっぱり誉め言葉(反応)がほしくなるものだと思うんですよ。
「よかったよ」「ありがとね」のひとことでがんばれる。
それは私が単純な人間だからでは、ないですよね?