世界の果てで、呟いてみるひとり。

鳴原あきらの過去・現在・未来

『ベル・ジャー』


ぼんやり夕刊を読んでいたら、シルヴィア・プラス『Bell Jar』の二度目の邦訳が出ているという記事が。おー・あるんだー・読まなきゃーと思った。彼女の自伝的結婚生活小説で、原文で読んでもいいぐらいのものなんですが。
シルヴィア・プラスのことは前にも書いたと思いますが、オーブンに頭つっこんで自殺しちゃったとか、夫がとってもしらじらしく追悼したとか(それこそ「智恵子抄」のようにね)、どうにも悪目立ちしちゃう部分があって、作品よりイメージ先行しちゃってます。「こっちは調子悪いのに朝食の仕度からなにからしなきゃいけないってのに、こんな時間からしたいとか甘えてくんじゃねーよ夫(彼女は詩人でこんなヒドイ言葉づかいじゃありませんが)」とか、ある意味俗っぽいかもしれないが、すごく女性の共感を呼ぶ小説のはずなんですけども。


うむ。さがそう。